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「On Flowers」で花屋カフェの今後について考えた | 勝手に飲食店を語る

こんにちは
イデアレコードの左川です。

近年、大手花屋チャーンがアンテナショップ的にカフェをやることが増え、それなりに人気店になっているケースが多いです。が、最近は個店レベルの花屋も積極的にカフェをやっていて、料理・ドリンクもけっこう美味しくて、花屋カフェというものが新たな人気ジャンルとして確立していくことを実感しています。というか、もう確立しているという説もありますが…。

今回は「On Flowers」について語ります。

On Flowersは、暮らしの様々な
シーンに寄り添う花をご準備します。

季節の移ろいを楽しむお花のレッスン
お誕生日や、お祝いの気持ちを込めた贈り物
感謝の気持ちがたくさん溢れる花束
一生に一度の佳き日の装花やブーケ
元気のない方への励ましの一輪の花
そして亡き方を偲ぶアレンジメント

心が踊る晴れの日も
気持ちが立て直せないほど
落ち込む雨の日も
悲しみにくれる日も
いつも通りの毎日も
花々はそっと寄り添ってくれます。

公式サイトより抜粋

東中野駅から山手通り沿いを数分歩いたところにある「On Flowers」。
センスの良さとオシャレな外観についつい覗きたくなる店内の奥がカフェとなっています。派手な宣伝をしているわけではないけれど、店内はそれなりに賑わっています。新規のお客様はもちろんのこと、一度行くとリピートしたくなる満足度の高さが要因となっているかと思います。

リピートしたくなる店内はこんな感じです。

入口の様子
センスの良さに吸い込まれていきます。
店の奥のテーブルからの景色
テーブルにも花や小物がそっと置かれています。
子連れでも意外に入りやすい
日替わりのアイス…見栄えも味も最高
ケーキとアイスカフェオレのセット
カードが添えられていて、1枚1枚違う花が添えられています。

純粋に珈琲を飲んだり、食事をしたいだけであれば、安い値段で実現できるお店はたくさんありますが、「カフェ」を訪れる人にとって「世界観」というのは非常に重要。「美味しいコーヒーを飲みたい」「美味しいスイーツを堪能したい」「本をゆっくりと読みたい」「友達と話をしたい」「一人時間を楽しみたい」…など様々な目的でカフェに人は訪れますが、非日常という空間のなかにあってこそ、それらの時間はさらに有意義なものとなります。その付加価値は値段には代えられない重要な満足度となって現れるのです。

「花屋」というのは花や草木といった世界観がある程度確立された空間であります。センスの如何によって世界観の有無は変わってきますが、プレゼントや贈答等を意識しているお店は非常にクオリティが高い傾向があります。つまり完成された空間がすでにあるので、そこに美味しい料理とドリンクを提供することができれば、「花屋カフェ」が成立してしまうのです。もちろん、導入する機器や食材の仕入れなどやらなければいけないことはたくさんありますが、「世界観」を構築するという観点においては、0からやらなくてよくて、花屋で創られたものを踏襲していけばよいという意味ではあります。

今後について期待しているのがその世界観までをデリバリーしていって欲しいと思う。半分は個人的な願望ではあるもののそういうニーズもそれなりにあるかとは思う。

  • パーティプラン(お茶会)みたいな形で花とスイーツ、ドリンクをセットで家まで運んでくれて、リビングのセッティングまでやってくれる。どこにどんな形で花を配置するのかっていうのは素人だと微妙なところなので、セッティングまでやってもらえるとありがたい。オプションで花瓶や敷物まで提供してくれたりすると最高。

  • 花とスイーツをセットにしたデリバリー。宅配はあるんだけど、ちょっとしたプレゼント的な形でデリバリーで気軽の頼めると非常にありがたい。日持ちしないケーキとかドリンクも対応できるので良いと思う。

などなど

やはり店舗を増やすとなると大変なので、1店舗の中でいかに売り上げを上げるのか、客単価を上げるのかという形が現実的かなぁと。上記のものは意外に敷居は低いと思うのですぐにでも始めて欲しい!

今後の花屋カフェの展開が見物!

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