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さくら満開誕生日 涙はハートになって舞っている♪ー33-2024/4/7

 2024年4月7日、4つ(64歳)になった。
 母が享年59歳だったから、60過ぎに元気でいる自分の姿を全く想像できずに50代を過ごした。哀れなほどに、おろおろと気持ちは低空飛行だった。だってもうあと少しだから、、、と。定年前にフルタイム勤務をやめたのも、もう元気ではいられないと思ったから。4つを迎え、そんなことを思っていた自分が可笑しくておかしくて、笑ってしまえる(笑)。元気でいることに感謝だ。
 
 ここへきて、複数の方から、
 「今がいちばんイキイキしているねーー」
とか、
 「好きなことして生きているのが羨ましい」
そんな言葉をいただく。
 
 好きなことだけして過ごせているわけではないが、組織の中の息苦しさからは解放されたと思うし、親の介護に翻弄されてもいない(同世代は今渦中の方も多い、、、)。しがらみがなさすぎて、好きに生きているように見えるのだろう。
 
 40年前の4つは24歳。大学を出て就職して1年たった頃。母の病気は一進一退、全快は望めなさそう、、、がわかってきたころ。
 時折思い出す24歳の「私」は、なんだかいつも洗濯物を持っている姿。母が闘病していた約2年間、父も母も両方共が入院する時間が半分以上だった(父は病気の後遺症でほぼ寝たきり。父の介護をしていた母の闘病により入院していた)。いつも、なんだか、どっちかの洗濯物を持ち帰っているものだから、洗濯物を持つ姿が、24歳の自分の象徴、、、。
 
 40年たった今、思い出すと切ない気持ちになる。でも、ソバージュヘアで、けっこうオシャレ好きな24歳女子!が、いつも持っていたのが親の寝巻やおむつカバーの洗濯物だったなんて、今となっては、なんか笑える。そう!!今となっては、笑えるのだ。
 
 あの頃、両親が病気で涙はどぼどぼ流れたが、今となっては、笑える。みんな笑える。ちゃんとがんばっていた姿が愛おしいから。だから、笑える。涙がみな、笑いになってひらひらしているみたい。今日の桜の満開のように、桜の花びらが舞って私たちを喜ばせるみたいに、私の涙はハートのかたちになってひらひらと、ほほ笑んで今の私を讃えてくれている、そんな気さえする。
 
 64歳になれて、自分があと「したいこと」がいろいろ浮かぶわけではない。だけど、40年前の、洗濯物を持つ24歳女子の私を「ぎゅー」ってする、OEKAKIクラウンさっちーの絵を描きたいとは思っている。

 そして、今いっぱい涙を流している人に伝えたい。
 流した涙は、あとでハートのかたちになってほほ笑みながら、あなたをいっぱいいっぱい讃えてくれる、、、きっと。赤ハナクラウンさっちー、ハートのかたちのほほ笑み届けるお手伝い、いっぱいしたい🔴

(表紙は、桜満開のアークヒルズにて。紙芝居屋ちっちさんにバースデイスペシャルのせんべいスヌーピーをつくってもらいました!!わーい)
 

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