金・銀を資産として保有すること
基本姿勢を先にお伝えすると、世界経済が程なく(3〜5年内、もしくはもっと早いタイミングで)瓦解するという考えを私は持っています。
貨幣の覇権は、ポンド→ドル→?、という遷移でドルから次の何かに切り替わろうとしています。
そして、大きな基軸通貨の変更があったときは世界大戦が誘発され軍需産業を頂点とする国際的なグローバルカンパニーに莫大な利益が還元されるサイクルとなっています。
世界経済の底支えが、物を生産することであったり、それらに係るモノを消費することです。
主要通貨の基軸の覇権争いで英国はポンドからドルに座を第二次世界大戦時に明け渡しました。そして覇権を握ったアメリカは国土が無傷であったことが幸いして、戦後の復興というプロバガンダと世界の警察というふたつの大義名分を掲げて、石油産出国との蜜月関係、ドルの地盤固めに邁進します。
そして、1970年代までにドルと石油の循環システムを構築しペトロリサイクリングというスキームが稼働しています。このスキームは石油をドルで決済するということを指していて石油を輸入したい国はドルを(外貨を)持ちなさいという縛りを設けたのです。
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