【バージョン管理】へっぽこエンジニアのGit活用術【Sourcetree】
こんにちは、フロントエンドエンジニアの関根です。
普段はHTML+CSS+JS(たまにPHP/WP)を用いたWebサイト制作を担当しております。
今回は、Gitによるバージョン管理のお話です。
弊社の開発体制だと基本的に1サイトにつきコーダーは一人のため、大掛かりな管理システムのイメージがあるGitは不要なのではないか……? という感じもしますが、それでもバージョン管理をしていると便利なことが多々あるため、そのお話ができればと思います。
バージョン管理をしようと思った経緯
クライアントワークがメインの弊社では、基本的に複数のサイトで制作・更新代行などを行なっております。
そうなると複数のサイトを同時にコーディングしたり、更新スケジュールが複雑になってしまうことがあります。その度に前回のコーディング内容をバックアップして、差分を見て……としていると時間がかかってしまいます。
そのため、Gitを利用したバージョン管理ツールを導入すれば、過去の履歴や現在の更新状況も素早く管理でき、作業の高速化に繋がるのではないかと考えました。
使用ツールについて
現在私がバージョン管理ツールとして使用しているのはBitbucket+Sourcetreeです。
詳しい導入方法については以下記事を参照していただければと思います……。
【Git】バージョン管理システムを導入・構築する【Bitbucket/Sourcetree編】
https://qiita.com/_whitecat_22/items/ba45bd763569f29e64f4
【2022年3月~】SourceTree+BitBucketで認証エラーが出てプルもプッシュもフェッチもできん問題の解決法
https://note.com/retsu324/n/n65dba3d84378
※認証エラーが出てしまうことがあったのでこちらも合わせてご紹介します。
こちらを念頭にいくつか活用例をお話ししていきます。
活用例
①差分確認
バージョン管理ツールといえばこれです!
コードの他、Sourcetreeでは画像差分の確認もしてくれるので更新間違い等を防げます。これは他のツールでも同様かと思います。
複数サイトにまたがってコーディングをしている場合、たとえ実際のコードがほんの少しだったとしても、自動で更新箇所を覚えていてくれるのはかなりありがたいです。
②実装時期確認
長期の案件だと意外と使います。過去に実装したアレを復活させたいんだけど……といった場合や、前にやった〇〇ってどんな実装だったっけ? といった場合、またテストアップだけして本公開にいたらなかったものの確認など……こういったものもSourcetreeくんは覚えていてくれます。えらい。
③制作時間割り出し
個人的に一番助かっているのはこれです! 弊社ではかかった時間を元にだいたいのご予算提案を行うのですが、過去ログが残っていると想定作業時間の算出がかなり楽になります。
「これくらいの規模でこれくらいの作業量なら◯時間くらいだな」というのがわかりやすいのはとても助かっている部分の一つです。使うしかない、Git!
終わりに
こんなに便利なのになんでGit使わないの? という疑問の答えとして、「プルしてコミットしてプッシュしてマージ」みたいな独自の用語でつまずく人が多いのではないかな……と感じています。パルスのファルシのルシがコクーンでパージみたいな
個人的なバージョン管理に使っていく分にはコミットくらいしか使わないので、まずはここから徐々に慣れていき、Bitbucketと連携してプッシュやプル、マージの概念を覚えていくのがやりやすいのではないでしょうか。ゆくゆくは大規模開発でブランチを切りまくりながらいくつも作業をこなすスーパーエンジニアに(それはそれで何か制作進行に失敗している気がしますが)……夢を見るのは自由です……。
それではまた!
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