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【失恋のショックからBLに走った話】そして現在気づいたコト・・・

高校生のころ、ひどい失恋をした。

グラウンドの真ん中で

「ダイキライダヨぉおおお!!!うるああああ」

と叫ばれたのである・・・・。

ゴリラだって、もうちょっと上品なフリ方をすると思う。

しかしそこまで彼を野生化させてしまったワタシも、そうとうツワモノだったのだろう。

かなりショックを受けたワタシは、その後、なぜかのめり込むようにBLに夢中になった。

そう。

「男同士のレンアイを見ていれば、自分が当事者になれなくても、ヤキモキしなくね・・・?」

という結論に至ったのである。

そして、失恋のキズを癒すように、そりゃあもうBLまみれの高校生活になった。

楽しい。

同じくBL好きの友人と、妄想の限りを尽くし語り合い、夜中にR18長文メールを送り合った。

おそらく人生において五本の指に入るぐらいの幸福な日々であった。

恥も外聞もなく、自分のココロのうち(BL魂)を吐き出した。

そうこうするうちに、なんだか失恋の痛みもデトックスされていたような気がする。

現実逃避、といえばそうなのかもしれない。

相変わらずワタシに彼氏はできなかったし、モテなかった。

レンアイに対する憧れはあったけれど、叶いっこないと、こっぴどくフラれた経験から諦めの極致に入っていた。

そんなキモチを頑張って押し込めていた。

その後も何度か、片思いを繰り返すだけ。相当ヤキモキしていた。

していたけれど、やっぱりBLがワタシを救ってくれた。

某忍者マンガの某組織にハマり、彼らのBLマンガを読み漁り、またも幸福な日々を送る。はじめて同人活動なんていうのもやってみたり。

現実逃避からのめり込んだモノだったけれど、なんにせよ、趣味というのドン底の人のココロを救うのだと、改めて思ったのである。

本当に、すばらしい。

いまでも、なにかに行き詰まったとき、「なにか、夢中になれるものはないかしら」とアンテナを張る。

そういうときにはかなりの確率で、ドハマりできる素晴らしい趣味に出会うことができるとわかっているから。

しかし、ずっと変わらず、たんたんとハマり続けていることは、やっぱり「書くこと」かもしれない。

日記に始まり紙切れへの走り書きに始まり、長い長いお付き合い。

これからも、どうぞよろしく。



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