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TRPGとはどんなことをするのか 3 目的
2ではTRPGのセッションの流れについて書きました。
1で戦闘システムについては別に記述するつもりでしたが、ある程度2に含めたので、ここではTRPGの目的について書きたいと思います。
・TRPGの目的
「目的」については一般的には最初に説明した方がよいのですが、TRPGを全くご存じない方には、かえって解りづらいと考え、後ろにしました。
TRPGのルールブックにはどれにも必ず、TRPGの目的は「楽しむこと」で楽しめれば成功だと書いてあります。ゲーム(遊び)ですから、これは当たり前に聞こえると思います。ではなぜそんなことが書いてあるのでしょう?
私達の知っているゲームの殆どは「勝つこと」を目標にしています。
言い換えれば、勝ち負けがあります。
TRPGでも、戦闘には勝ち負けがあります。しかし、「勝つこと=成功」ではありません。戦闘でのエネミーを作成・操作するのはGMですから、強さはいくらでも調整できます。逆に言えば、GMは「絶対に勝てる」立場なのです。
TRPGは、自分で創ったキャラクター(PC)になったつもりで考えたり行動したりすることを楽しみ、またその結果をPCとして受け止め、あるいは他のPCとのやりとりを通じて「物語を創る」ことを楽しむ遊びです。
たとえ最後のエネミーに負けても、セッションを楽しめたのなら、それは成功なのです。
GMは、面白いシナリオを考えたり、NPCを演じたりして、自分も楽しむだけでなく、他のメンバーに楽しんでもらうという二重の楽しみを味わえる立場です。GMとPLは対立するのではなく、シーンをいかに面白くできるか、協力しながらセッションを進めます。
時にはGMが思いもよらなかったような結果になることもありますが、それもTRPGならではの楽しさの一つです。
まとめ
3回にわたって、TRPGの概要を説明しました。
TRPGのどんな点が発達障害者に向いているか、引き続きもう少し詳しく書いていきたいと思っています。
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