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管理職が成果をあげるにはカラス部下が必要


人がカラスを嫌うのは、カラスが賢いからだ。

このようにいうと、犬も賢いが犬は人に好かれている、と反論されるだろう。

しかしそれには、犬は賢くない、と答えるしかない。

犬は人に都合のよいことをしているだけだから賢くない。
批判精神のない者は賢いとはいわない。
そして、自分に都合のよい者を好く者は、賢くない。

だから犬を賢いと思っている人は賢くない。

管理職が成果をあげたければ、カラスを好きになるべきだ。
犬は、好きになっても嫌いになってもよい。
犬のような無批判な部下なんて、管理職の業績になんの貢献もしないからだ。
人はカラス的な賢さを本能的に嫌う癖がある。

しかしだからこそ、カラスのような批判精神を持つ、本当に賢い部下は役に立つ。

人はなぜカラスを嫌うのか。
それはカラスが黒いからではない。
人はむしろ黒が好きだ。
カラスがカラスでなかったら、黒い鳥は人に好かれていただろう。
ではカラスのどの要素が人に嫌悪を生じさせるのか。
それは、カラスのゴミを荒らす行為だ。

カラスがゴミを荒らさず、静かに公園にいて、パンくずを待つ従順さを持っていたら、人はカラスを黒くてシャープな素敵な鳥と思うだろう。

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