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【マガジン】物語

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眠っていると、頭のなかに物語が浮かぶことがある。 目覚めてもそれを覚えていたら、ここに記す。
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#創作大賞2024

小説「暴力カモメ」

1:暴力カモメの話 僕は、自殺をするなら、この港と決めていた。釧路港だ。北海道の一番…

ポエム「珈琲倉庫の主人がかわいそう」

こうひいそおーこに、ひいーついた。 珈琲倉庫に、火ぃついた。 さんびゃくとんずの、こーひ…

小説「べりぃヘビィ」

第1章 一五(いちご)は自分のことを「合理的な男だ」と思っていた。それは仕事の同僚にも言…

小説「自殺の理由としては十分過ぎる恥」

プロローグ 1 Yは、人から静かな人といわれるのが嫌いだった。彼女にとって静かであるとい…

小説「茅ヶ崎スペンサー」

僕が、時間を時代という単位でくくることに意味を感じなくなったのは、一九九四年のことだ。こ…