【勝手にお仕事ナビ】しゃべりの仕事その②

どんな仕事にも面白さがある。どんな仕事に就こうか悩んでいる人のために少しでもお役に立てればと、キャリアコンサルタント・元人材派遣業界の私が、個人的見解で勝手に色んな仕事について解説します。ちなみに基本は福岡ローカルの話です。


その①では放送業界の仕事を紹介しましたが、今回はそれ以外で思いつくものを羅列しました。


■MC
放送業界以外にもしゃべりの仕事はたくさんあります。例えばイベントや結婚式の司会。MCと言いますが、これは「Master of ceremony」の略で、進行を司るということです。喋りながら全体の流れを把握し、さらにタイムマネジメントしながら進行をするというのは、結構スキルが必要とされます。

結婚式のMCは、会場と直接契約する場合とどこかの事務所に所属して派遣される場合とあります。会場に問い合わせてみれば、どこの事務所と契約しているのか教えてくれますので、そこからアプローチしてみるといいでしょう。MCスクールもありますので、そこで勉強した後仕事を紹介してもらうこともあります。イベントについてはMC派遣の会社に登録するのがいいでしょう。

■ナレーション
ナレーションという仕事もあります。いわゆる声優としてCMに出演、などはよく知られていると思いますが、それだけではありません。例えば施設案内の声、資料映像の中で流れる声、デパートのエスカレーターで流れている声などなど。

こういうものは、録音スタジオと言われるところで録音するため、スタジオがナレーターをセッティングすることもありますし、CMを制作する、あるいは施設全体の様々なソフトの企画制作をする広告代理店がセッティングすることもあります。代理店の場合は、個人指名かほとんどの場合はMC派遣の事務所に依頼することが多いです。ナレーションに興味があるのであれば、この辺りにアプローチすることをおススメします。

■道路交通情報センター
ちょっと異色の仕事です。よく朝のテレビニュースやラジオニュースの間に出てきますね。常に生放送なことと、道路状況は刻々と変わっていくのでとても緊張感のある仕事です。こちらは契約社員がほとんどですので、契約終了する人が出れば募集が始まります。ネットで探してみてください。実はこのセンターは「県警」の中にあるんですよね。県警の中に毎日出勤しますので意外と採用時の身元チェックが厳しいです。余談ですが、全国のセンターの中で福岡センターは非常に質が高くコンテストでは常に上位入賞しています。

■公営ギャンブルの実況中継
もっと異色でしょうが、場内で生のレースを見ながらの実況です。競馬や競輪は男性アナウンサーが多いですが、競艇場は女性も多く活躍しています。地上波の中継は少ないですが、最近は専用チャンネルもあるので中継の声が放送に乗ることも多いです。ただし、ギャンブルというお金がかかっているため、絶対にミスが許されない非常に厳しい仕事ではあります。用語やルールを覚えるための勉強が欠かせません。

「公営」ですので、実は行政単位で採用されています。福岡ボート・若松ボート・芦屋ボートは「福岡県」が運営していますので、同じ人が巡回していますが、唐津ボートになると「佐賀県」と別の管轄になります。それぞれ運営会社が委託を受けていますので、会場に直接問い合わせてみるといいと思います。

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しゃべりの仕事をしたい人は、どんな仕事でもいいという人が多いので、ありったけ並べてみました。お役に立ちましたでしょうか。
ちなみに私、以前アナウンサー養成講座を運営し様々なしゃべりの現場に派遣もしておりました。

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