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祝卒業★主婦力プロデューサー

主婦の力を社会に認知させたい、主婦の自己肯定感を上げたい、そうすれば家庭が明るくなり子どもの笑顔につながり、そして平和な社会になる。そんな壮大な夢に向かって、そのために私ができることは何だろうと考えていました。そこで、主婦と企業を繋げることが私の役割ではないか、そんな思いで2008年に「主婦力プロデューサー」を名乗り始め、ずっと活動してきました。「OfficePAZ(パス)」と名乗っていたのを覚えてる方もいるかと。PAZとはスペイン語で平和という意味です。

その「主婦力プロデューサー」をこの度卒業しようと決めました。もちろん前向きな判断で、そろそろ次のステップへ進みたいと考えてのことです。

今や、企業が主婦の意見を聞くことは当然のこととなり、主婦たちが短時間やテレワークで働くことも当たり前になりました。当初こうであってほしいという世界に、かなり近づいたなという手応えを感じています。「主婦に何ができるの?」と鼻で笑われた時代から、ずっと訴え続けてきたことが報われた気がしています。もちろん私だけの力ではないけれど、「主婦といえばアベさん」と言われるくらい浸透させてきたという自負はあります。

あまり後ろを見ない質ですが、せっかくなのでちょっとだけ振り返ってみました。

■2008年 主婦力プロデューサーとして活動開始
■2010年 Panasonic「めきき倶楽部」という主婦チーム結成。企業×主婦の先駆けでマスコミ取材多数。6期生まで輩出。
■2012年 「主婦力」がRKBテレビの正月番組で「今年のトレンドキーワード」に選出される
■2012年 NPO法人ママワーク研究所を仲間3人で創立
■2013年 博多大丸「マミカンティーチャー」制度創設。毎年オーディションを開催し、多くのママ講師を輩出。
■2014年 ママ・ドラフト会議®開催。働きたいママ×企業のミートアップをイベント化。ちなみにアベがママドラの名付け親。
■2014年 株式会社オフィスat設立 法人化し企業×女性活用を加速
■2016年 企業の主婦採用を直接支援する「採用ブランディング」開始
■2019年 女性採用と風土改革をセットにした「ハピレボ」開始

ほんの一部ですが、我ながらいろいろやってきたなと思います。

あ、何だか一人で頑張ってきたような物言いですが、2003年ハー・ストーリィ時代から、常にずーーっと隣に、今の社長である寺島 みちこがいてくれた(途中産休ありw)からこそ、ということを付け加えておきます。

ただ、時代とともに「主婦」という言葉自体が少し違和感を感じるようになったこと、SNSの進化とともにママのコミュニティが次々と作られ、企業がマーケティングに活用することも珍しくなくなったこと、ママ支援のための様々な団体も作られるようになったことなど、「主婦力プロデューサー」の役割はある程度終えたのかなと思っています。これはとっても喜ばしいことです。

さて、主婦力プロデューサーを返上してどうするのかと言うと、これからは「ハピレボプロデューサー」と名乗ります。ハピレボとは「ハッピーレボリューション(HappyRevolution)」の略。関わる人すべてがハッピーになれる改革を起こしていきたいと思っています。

元々放送局のグループ会社で、人材派遣→広告と仕事をしていた私。主婦を活用しない派遣先企業への苛立ち、主婦の意見を取り入れない広告現場に見切りをつけ、その両方を活かすことができる「主婦・女性視点マーケティング」の会社に在籍し修行しました。 

私の根底にあるのは「主婦の活用」だけではなく、誰もが自分らしく生きられる社会、そして他人との違いを認めリスペクトし合える社会づくりです。その入り口が、ビジネス界の中に主婦を含む女性のマイノリティ視点を取り入れることであり、そこから多様な社会に繋がると思っています。

そのための「ハピレボ」を、これからどんどん推し進めていきたいと思っています。

「主婦力プロデューサー」が必要ない社会になることが目標です、そう言い続けて12年。やっと卒業できます!おめでとう!!そしてありがとう!!

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