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番外編~コロナ発症(5日目)

 

 今週コロナを発症した。発症日は5/11の火曜で、朝から少し熱気味で、だるさもあったので、出かけるつもりだったがやめておいた。翌日以降のいくつかの仕事がらみのアポは相手先に連絡してすべてTV会議に切り替えて対応することにした。家内はパートタイマーで仕事に出ており、ちょうど発症した日が出勤日だったので、SNSで発熱については知らせ、その日は家でじっとしていた。

 翌日の5/12は家内は休みだった。体調は発熱が続いていた。家内から医者への受診を勧められたので、重い腰を上げることにした。かかりつけのクリニックは市外なので、市の新型コロナウイルス感染症に関する電話相談窓口センターに電話すると、2つのクリニックを紹介された。1つは少し遠いので、もう1つに電話したが、発熱外来はすべて予約制になっていて、その日の予約は無理であった。ネットで検索して、もう1つ比較的近いクリニックを見つけて、電話をすると、幸いにも予約が可能で、夕方近くに行くことになった。そのクリニックはPCR検査もやっていて、任意で受けるか迷いながら行ったら、血液検査でウイルス性の炎症反応があり、医師の判断で無料のPCR(公的補助、任意だと30,000円)を受けることになった。結果は今日中に連絡するとのことだった。7時過ぎにクリニックから電話がかかってきて、陽性とのこと。そこから世界が変わった。

 まず、その日の20時ぐらいに、保健所から電話があり、接触者の聴取と今後の説明があった。接触者に関しては誰と会食したかを聴取された。当然家内は濃厚接触者と認定された。あと、巻き添えを食ったのがゴールデンウイークに帰省していた息子。息子は帰省中ほとんど自分の部屋にいて、食事も昼食は昼近くまで寝ていて、時間差で食べていたので、夕飯ぐらいしか一緒ではなかったが、自宅内でのマスクなしの接触ということで濃厚接触者となった。発病前の5/10にお客様と1時間ほどの面談をファミレスでおこなっていたが、マスク越しの会話が主体だったので、濃厚接触者とはされなかった。(その方は定期的にPCR検査を受けるお仕事で、面談後に受けたPCR検査は陰性だったと伺った。)発病日を含めて3日間の5/9まで遡って聴取を受ける。とにかく濃厚接触者となった二人の家族には多大な迷惑をかけてしまった。本人に関しては、当然保健所から連絡があって、PCR検査となるが、大変なのは職場の関係。家内は5/11の1日、息子は5/10から5/12の3日の出社で、その間の行動を職場から聴取され、関係した場所に関しては念のため消毒をすることになったようだ。あと、濃厚接触者は、発病者との最終接触日から14日間自宅待機となるので、家内の場合は、自宅療養となった私が発病日から10日間の5/21までが、発病者扱いになるので、最終5/21に濃厚接触したことになり、そこから14日間の6/4まで自宅待機となる。息子の場合は5/9に勤務地に帰ったので、ほぼ私より少し長い5/23までが自宅待機となる。教訓は自宅では、家族が濃厚接触者になるのはなかなか避けられない。ただ、家内と息子のPCR検査結果が陰性だったのは不幸中の幸いだった。

 県が出している自宅・宿泊療養のしおりに書かれているが、自宅療養では、LINEまたは電話による経過観察がある。内容は体温とパルスオキシメーターによる血中酸素飽和度と症状のセルフチェックになる。ただ、経過報告を朝LINEでしたのに、別途午後に県や保健所から経過聴取の電話があったのは、行政のIT化の遅れを見せつけられた。LINEの経過報告は初期設定として生年月日を登録するが、生年月日の登録も月のカレンダーを歳の数の12カ月分の画面を遷移させる必要があり、誰もテストせずにリリースしたのではないかと疑ってしまう。行政のIT化は本当に進んでいない。無駄な人力投入もあるのだと思う。

 症状は冒頭にも少し触れたが、最初は37度前後の発熱(普段の体温は36度なので1度ほど高い)とだるさ、それと鼻水(ただ、鼻水はアレルギー性鼻炎で普段も出ているのでコロナのせいかはわからない。)数日経過して、痰と少し咳が出るようにはなったが、熱のほうは下がってきて、味覚障害や息苦しさなどもないので、今のところ軽症の部類なのだと思う。在宅で仕事をして気を紛らせることができるのが何よりだが、肉体的には運動不足からくる体の痛みが大きく出ないか心配している。

 どこで罹患したのかを考えている。今はめったに公共交通機関に乗らず、移動はほとんど自転車だし、ゴールデンウィークもあり、あまり人にもあっていない。本当のところはわからない。何人かの人と面談は、ソーシャルディスタンス、換気、マスクといった基本的な感染防止の対応はしていたし、通っていた施設なども感染対策はどこも十分に見える。もしそこで罹患したとしたら、感染防止の難しさを感じてしまう。体調が悪い時のセルフコントロールの判断は本当に難しいと思う。だけど最低限言えるのは、体調不調の時は、出歩かないということだと思う。

 最後に、医療従事者および保健所の関係者のお仕事ぶりには感謝したい。見ていただいたクリニックの先生が、血液検査の結果からPCR検査を実施し、検査結果は即日通知という素早い対応には本当に感謝したい。不安を抱える時間が短くて済んだのは精神的には本当によかった。家内も息子もPCR検査を受けたが、いずれも翌日通知ということで、結果を待つということは精神的に不安が伴ったようだ。あと、IT化に関しては苦言も呈したが、保健所の方も夜にしっかり電話を頂き、ご説明を頂いたのには安心感があった。改めて、医療従事者および保健所の関係者のご苦労には本当に感謝したい。

 


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