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再生回数42回→420,000回へ/宣伝を目的としない企業YouTube「有隣堂しか知らない世界」がすごい。

スマホで始めるYouTube講師
かとうさやかです。

最近私が注目している企業YouTubeがありまして、
有隣堂書店の公式チャンネル「有隣堂しか知らない世界」です。

動画がすごく面白いだけでなく、チャンネル作りに大いに役立つヒントがたくさん詰まっています。

紹介したい魅力はたくさんあるのですが、なにより私が魅力を感じているのは

企業YouTubeながら出演してるスタッフの「熱量」が半端ないこと。

やらされている感がなく、それでいてとても楽しそう。

この熱量こそYouTubeの大きなヒントになると思い、私が感じたポイントとなる部分をご紹介いたします。


熱量の高い企業YouTube


自社の強みを最大限に活かした企業YouTube

有隣堂の公式チャンネルでは、例えば文房具が大好きなスタッフが愛用の文具を紹介するなど、「個性豊かなスタッフが愛を込めて製品や本を紹介する」が基本スタイルです。

つまり、もともとそれが好きなスタッフが、好きなことについて熱く語る。

好きなことを思いっきり語るんだから、とにかく出演しているスタッフさんが生き生きと楽しそうなんです。

社員の個性を活かしきり、動画に昇華する。企業YouTubeとして理想だと思いませんか。


キャラクターとの掛け合いで視聴者の気持ちを代弁している

有隣堂しか知らない世界はブッコローというキャラクターがファシリテート(?)役として登場します。

出演している有隣堂スタッフとブッコロー君の掛け合いが見どころの一つなのですが、中の人は有隣堂のスタッフではありません。

なので、紹介された商品に対して視聴者目線で素直な感想を言うんですね。

ガラスペンの回では「ボールペンの方が実用的でしょ?」と何度も確認していたり、「Amazonでも買えるんじゃない?」と言っていたり。

この視点があることで視聴者が置き去りにならず、とてもバランスの良い構成になっています。


視聴者層を「本を読まない人」にも広げたことで成功

記事で紹介したような裏話は書籍『老舗書店有隣堂が作る企業YouTubeの世界』で読むことができます。

この書籍によると、動画を始めた時は最初は書籍を紹介するYouTubeとしてスタートしたそうです。

それがあまりにもヒットしなかったため

大幅リニューアルをして今のスタイルになったそう。そこで大事な視点は「書店のYouTubeでありながら、本を読まない層にも届けるスタイルにシフトチェンジしたこと」

「視聴者はほとんど本を読まない」という前提でターゲット層を広げたことで今の成功があるとのことです。

ちなみに、リニューアル前の最後の動画の再生回数は42回
リニューアル後1本目の動画の再生回数は42万回だそうです。

圧倒的ですね。


「心から良いものを伝えていくという気概」

このチャンネルの特徴は、企業YouTubeでありながらあまり宣伝を目的としていないことにあります。

なので、有隣堂で取り扱っていない商品も普通に動画で紹介しているそうです。理由は

「自分たちが心から良いと思うもの、好きなものを、熱量高く伝えていくのが私たちのチャンネルであって、そのコンセプトのためなら、自社商品であるかどうかは二の次である」

書籍『老舗書店有隣堂が作る企業YouTubeの世界』より引用

企業YouTubeとしてとても勉強になる上に、とにかく普通に面白いYouTubeなのでぜひご覧になってみてください。

オウンドメディア(自社メディア)による自社ブランディングの大きなヒントになるかと思います!



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