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明治の立役者、勝海舟の親父 勝小吉

人々よ。

明治の立役者、勝海舟の親父勝小吉。

男谷平蔵の三男坊亀松は七歳で旗本勝家の養子となり、小吉と名乗る。

小吉は父平蔵が妾に産ませた子、正妻から疎まれた存在だった。

歳の離れた二人の兄、彦四郎と三郎右衛門は、祖父男谷検校が築いた莫大な財産によって、幕臣として仕える身。

小吉はこの家族の中にあって異分子的な存在であった。

勝小吉自伝『夢酔独言』を引き合いに出しながら、活き活きと小吉が描かれる。

勝海舟の親父小吉はとんでもねぇ悪たれだったようだ。小気味好い一冊でした。

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