オフィスkiyoharu 未来育てるジョウロ基金について語るnote
こんにちは!一般社団法人オフィスkiyoharuです。
この度、私たちは「オフィスkiyoharu未来育てるジョウロ基金」という公募助成金事業を始めました。
助成金とは、融資とは違い、返済の必要のない資金のこと。
少し変わった名前だな、と思われる方もいるかもしれませんが、
地域のためになる活動の芽を育て、未来に繋がっていくための水を注ぐジョウロのような存在になれたら…という願いを込めました。
実は、2022年7月に第1回募集を行ったのですが、
まだ私たちの実績や知名度、広報が不十分だったためか、1件も申請がありませんでした…。
そこで今回のnoteでは、第2回募集を始めるにあたり、私たちがこの基金を始めたきっかけや、申請を考えている方に伝えたいことなどを書き綴っていきたいと思います。
なぜオフィスkiyoharuは助成金事業を始めたのか?
オフィスkiyoharuは、経営の視点から地域活性化に取り組む団体です。具体的には、中小企業等の経営コンサルティング、任意団体の運営サポートや独立支援などを行っていて、今後は地域の人に家計の考え方などを分かりやすく伝えていく活動なども始めていきたいと思っています。
最近では、子育て支援団体「ほくと育ちあいのもりNorthtree」のNPO法人化に向けたコンサルティングが主な実績です。
今後の活動として、Northtreeのように地域で頑張っている人の支援をしたいと考えているものの、私たちが暮らす北杜市は山梨県一の面積を誇り、元々は7市町村が合併してできた大きな地域。
田舎と言えど、実はそういった人たちに出会うのがなかなか難しかったりします。
また、私たちのメンバーがこれまで様々な補助金や助成金事業に関わってきた中で、国や自治体の補助金は条件が厳しかったり、書類の書き方がわからなかったりと、慣れていない人にはハードルの高いことだろうな、という想いもありました。
そこで、地域のために活動している人たちとの繋がりを持ち、また国や自治体の補助金はちょっと敷居が高すぎて出せないという人たちを応援するために、オフィスkiyoharuらしいモデルの助成金事業を考えることにしました。
未来育てるジョウロ基金の特徴
では、オフィスkiyoharuらしいモデルの助成金とは?
ミーティングであれこれ話し合いながら、できた内容がこちら↓です。
オフィスkiyoharu 未来育てるジョウロ基金について
(※第2回募集の際は改めてお知らせを出しますので、参考程度にご覧ください!)
募集要項はどうしても固い表現になってしまうので、このnoteでも分かりやすく解説します。大きな特徴は以下の2つ。
1.コンサルティング(運営・経営の相談)を同時に行えること
これは、小規模で、地域でやるからこそのメリットだと思います。
顔の見える関係性の中で、「こんなことをやってみたい!」とか、「やりたい気持ちはあるけれどやり方がわからない…」とか、「経営がこれでいいのか不安…」といったような話し合いをしながら、私たちも申請した方の活動に伴走させていただけたらと思っています。
2.モニタリング(効果測定)を重視していること
国や自治体の補助金は、審査はしっかり行うものの、お金を出してそれで終わりということが多い印象です。(報告書をそもそも出さなくてよかったり、出してもそこまで内容について振り返る機会がなかったり。)
件数が多く、また年度が明けると担当者も替わってしまう等の事情があるため仕方がない面もありますが、お金を出すからには何らかの結果や効果に繋がってほしいと私たちは考えています。
そこで、未来育てるジョウロ基金では、事業終了後にモニタリングの機会を設けることにしました。
モニタリングと言うと難しそうに聞こえますが、事業終了後に振り返りシートを作成していただき、面談をしながら、どういった点が良かったのか、改善できるポイントはあるのかについて話し合います。
一方的に私たちが何かを採点するようなものではなく、
取組がもっと良くなるような方法を一緒に考え、アドバイスをする会と考えていただければと思います。
必ずしも当初に設定していた目標の達成を義務付けるものではありません。効果測定をすることで、助成対象者に緊張感を持って事業に取り組んでもらうことに繋がると思っています。
また、助成元である私たちも今後のコンサルティング事業の参考としたいと思います。
助成金事業は来年以降も続けていく予定ですので、このモニタリングの内容次第で、来年の継続採択も視野に入れたいと思います。
こんな事業に使ってもらいたい!
想定している活動や事業ですが、特に分野は問いません。子育てや高齢者支援などの社会福祉、教育、農業振興、観光などなど、また私たちが想定していないような内容の活動が出てくることを期待しています。
条件は大まかにはただ一つ、地域活性化に寄与すること。実施するのは法人だけではなく個人でも任意団体でも構いませんが、地域に利益が循環するような取組であることが必須です。
例えば、トマト農家をやっている方が新しく加工所を作るための設備投資をしたい!と言う場合。
加工所を作ることで、その事業者の儲けに繋がるだけであれば本基金の対象にはなりませんが、「その地域のトマト農家さん達の廃棄を減らすことに繋がる!」とか、「設備投資により雇用を2人増やすことができる!」ということであれば、私たちが助成をする意味があるのかなと思います。個人事業や企業のための補助金でしたら、国や自治体がやっているものがたくさんありますしね。
また、現時点では出来ていなくても構いませんが、将来的にでも「活動を事業にする」という意識が高い人に使ってほしいと思います。前述したように、やる気はあるけど何から始めたらいいかわからないという人も、相談しながら進めていくことは可能です。
募集概要、スケジュール
第2回募集のスケジュールは以下の通り。
申請書類受付:2022/11/1(火)~30(水)
一次審査(書類審査)結果通知:12/9(金)
二次審査(ヒアリングによる審査):12/15(木)~23(金)の間に実施
二次審査結果通知(助成の決定):12/26(月)
年内には助成を決定します。年度に関わりなく、助成が決定してから1年以内に事業が完了すればOKです。つまり、2022年度内の事業にも、来年度行う事業の予算にも組み込めます。
今回は広報にも力を入れ、より多くの人に情報を見て、申請していただけたらと思っています!
「よくわからないけど、そもそも申請していいのか相談したいな~」という方も、メールやHPのお問合せフォームからお気軽にご連絡いただけたらうれしいです。
お問合せや申請、お待ちしております!!!