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断る勇気

こんにちは。
今日の札幌は久しぶりに暖かいなぁと感じる気温でした。
札幌近郊の岩見沢市では数十センチの積雪だったのですが、この時期の積雪量としては過去60年間で一番多く降ったそうです。

さて今日は『利用される人』についてです。

貴方は誰かに利用されていませんか?
貴方を頼ってくる人は、貴方の人間性を好きで友人で居てくれる人でしょうか?
それとも貴方から利益を獲得するために付き合っている人でしょうか?

そして貴方は何かをお願いされたときどう感じていますか?
もし少しでも不快な感情が走ったならそれは相手に対して利用されていると感じているのかもしれません。

利用されやすい人には次のような特徴があります。
・優しい
・自己主張をしない
・確固たる価値観がない
・人の和を乱さない
・人の顔色を伺う

そして人を利用する人は悪意はなくても誰かから何らかの利益を搾取することが当然だと考えています。
ギブ&テイクなら同等ですが、常に一方的な利益の提供をする関係性は健康ではありませんね。

では利用されているなと感じたらどうしたらいいでしょう。

それは『断る』の一択です。
利用されている人は、そもそも断ることができません。
相手に嫌われたくない、誰かに頼られる(利用される)ことが自分の存在価値だと考えているからです。

相手は、もちろん貴方が断ることができない人だとわかっています。
だから利用しようとターゲットにされるのです。

わかりやすい例だと残業を頼まれやすい人はいませんか?
上司や先輩はいつも貴方に残業を頼みます。そして家庭の事情やら何か理由をつけて定時退社する人もいつも同じ人です。
もし貴方が、上司命令だからと断らないでいたら、上司は楽をしたいので次も貴方に頼みます。
他の人に声をかけても断られるので、最初から断らない貴方に頼みます。

そうしているうちに、周囲の人にも貴方は残業をする人と意識が固定化されてしまいます。
するとどうでしょう。
貴方が『今日はちょっと・・・』と残業を断ると、まるで貴方に問題があるかのように責められます。
いつも残業しない人は責められません。

なんという不公平でしょうね。

もし貴方が勇気を出して断った結果、縁が切れてしまったり嫌われたとしましょう。
その時は辛いと感じるでしょう。
けれどよく考えてほしいのです。
貴方を一方的に利用する人との縁はつないでおくべきでしょうか?
縁が切れたなら、それは貴方という人格や人間性を軽んじられていたということです。そうした人との縁は切れて良かったと感じる日が来るでしょう。

嫌われたとしても、貴方の都合などお構いなく貴方に仕事を押し付ける上司です。
貴方のことを少しも考えない上司に嫌われてもいいのではありませんか?
胸を張って『今日は先約があるので残業はできません』と断ってよいのです。

これらの難しいところは、相手が貴方から得るメリットは貴方の好意や労力であるため非常に価値がわかりにくい点にあります。
もしあなたがリンゴ農家さんだとしたら、相手がしていることはあなたが丹精こめてつくったリンゴをタダで頂戴と言っているのと同じです。
相手も物理的な対価があれば、頂戴と言いにくいかもしれませんが、目に見えない好意だからこそ簡単に搾取しようとするのです。

もし断るかどうかの判断ができないなら、シンプルに損得勘定で考えてみてください。そのお願いを叶えた場合、貴方にもメリットがあるかどうかです。

貴方は誰からも尊重される大切な存在です。
どうか勇気を出して【断る】という選択肢を持ってください。

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認定コーチ・カウンセラー・介護支援専門員
Skype・Zoom・LINEなどを使ってコーチング、カウンセリング・研修を行っています。
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