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#ゴルフ_クラブに求めるモノは何ですか?

 
お客様から良く聞かれる事のひとつが「初心者でもリシャフトした方が良いのですか?」という質問です。

これ実は非常に難しい質問でして、「リシャフトはゴルフの実力とは関係無く、必要に応じてやるべきです」とお伝えします。
 
今回はそういった事も踏まえて、自分に合ったクラブを見つけるヒントを書きたいと思います。

壮大なテーマなので(笑)、不定期で何度か書くことになると思います。


 

リシャフトとは何ぞや?

シャフト抜き器

リシャフトとは、ゴルフクラブのシャフトを、違うシャフトに組み替える(入れ替える)事ですが、多くのアマチュアゴルファーには無縁な事かもしれません。
 
ゴルフショップや中古ショップでクラブを買うとか、家族や知り合いからクラブを貰うとか、ゴルフクラブを入する方法は色々だと思います。
 
新品か中古かは別にして、ショップで購入する場合には試打してから買う方もいると思います。

また、買う前にネット口コミやらプロの試打感想を見て買う方も多いでしょう。
 
前提としてアマチュアゴルファー100人いればスイングも100通りです。

人によって、身長、手の長さ、スイングのテンポ、スイング軌道、筋力、運動経験、ゴルフセンスetc 全て違います。
 
一方、一般的な市販クラブは、ドライバーを例にお話しすると、
「ロフト角 2種類」×「シャフト種類 2種類」× 「シャフト硬度 3種類」=12通りの組み合わせです。

例えば4社のクラブでも48通りですね。
 
最近ではカスタムシャフトをオーダーできたり、カチャカチャ機能で調整できるタイプも多いのですが、中古購入ですとオーダーできないし、そもそも何をオーダーすれば良いかわからない方が多いと思います。
 
それに全てを試打する事は不可能だと思いますし、余計な出費はできるだけ抑えたいと思います。

そこでリシャフトという選択肢が出てきます。


ゴルフでは魔法の杖は存在しません

 
クラブメーカー各社の熾烈な開発競争の中で、ハッキリ言って各社で大きな違いはありません

それにクラブ単体の性能で「飛ぶ」とか「曲がらない」といった事は言えません。

あくまでも、クラブが打つ人のスイングに合っているから「飛ぶ」とか「曲がらない」訳です。

ですから、巷で語られている「飛ぶ」とか「曲がらない」なんてワードは万人には全く当てはまらないのです。


リシャフトを考える


以前にも書いた事があるのですが、プロゴルファーの場合は元々ミート率が高いので、クラブヘッドやシャフトの性能うんぬんを語れるのですが、アマチュアゴルファーの場合は、自分に合ったクラブでミート率を上げると平均飛距離も伸びて曲がりも気にならなくなります。
 
経験上、ミート率を上げる要素の70%くらいはシャフトで、ヘッドその他の要素は30%くらいだと思います。

フィッティング用のシャフト(レディース用)


アマチュアゴルファーの場合、最新ヘッドと5年前のヘッドで飛距離その他の性能差はほとんどありません。

ですから、「見た目や打感はお気に入りなのに、どうしてもスライスしてしまう」とか、「大好きなクラブだけど最近はもう少し軽いクラブの方が楽かも」なんて思っている方は、リシャフトを考えてみてはどうでしょうか?

最後に


実際のリシャフトの進め方とかは、長くなりますので別記事でまた書きたいと思います。
 

ところで、冒頭の質問に対する回答には、もう一つのパターンがあります。

初心者というかゴルフを始めたばかりで、空振りとか、クラブにまともに当たらない方の場合は「練習場で1000球位練習してから、また相談しましょう!」と答えます(笑)。

この場合まともフィッティングが出来ないので、クラブ作っても無駄になってしまいますので。

クラブに求めるモノ長所を伸ばし短所を補う項目がハッキリしてからでも全然遅くないですから。
  
 
 
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

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