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静かな休日

COVID-19によって緊急事態宣言が発せられ、不要不急の外出を戒めるよう通達が出た。私は東北の田舎で一人暮らしをしているが、ただでさえ人通りが少ないこの小さな街の休日、本当に誰も外を歩いていない。

田舎なので移動手段は基本的に自家用車なわけだが、クルマも走っていない。時折、ご近所のお子さんが庭でボール遊びをする声が聞こえる程度。まったくもって、日本人の民度というのはたいしたもんだ。

一人暮らしと言ったが、2月下旬までは老母と同居していた。母は体調を崩して入院し、幸い深刻な病状ではなく回復したのだが、脚に影響が出て歩行困難になったため、退院後施設に入所している。先日、通院のため母と会見し話したが、脚もだいぶ回復して歩けるようになったので、そろそろ帰宅したいと。本来なら良かった良かったと帰宅させるところだが、時期が最悪だということで、少なくとも5月いっぱいは施設にお世話になることに。

田舎の広い家で一人暮らし、それも街は静まり返っている。一人暮らしと言ったが、同居人の3歳半のねこはあいかわらず気ままに走り回る。COVID-19後の社会の変容を言われる昨今だが、私自身の生活も変わってくるだろうな。

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