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魂と家族劇場

「家族」って、人として生きるには不可欠なものだけど、「魂として」生きようとした時には障害になりがち、ある種の呪いのようなもので。けれどそれを乗り越えていきなさいよという仕組みなのだと思います。

人々の悩みを聞いていて、つくづく感じるのは、(韓国ドラマじゃなくても)悩みや苦しみの壁の多くは家族に起因するもの。直接だったり、間接的に・・例えば家族・家系から受け継いだ気質や体質ゆえの悩みという意味でも。

自分らしく、フィジカルを超えた存在の「個」として立ち上がろうとした時、様々な現象を見せてそれを邪魔しようとする力が働く。

メタフィジカルな学びもそうだし、家族の誰もが思いもつかないようなことを夢見て、その夢を追おうとした時など、「わあいいね」と一緒に喜ぶのが本当の愛。けれど家族は中々、そうは行かない。・・でも、「肉親」の役割とはそれでいいのかもしれない。

そこに負けたり騙されたりするようでは道は拓けない。善良で優しい親による心配が、足を引っ張ったり、小さなお子さんが泣いて縋る場合でも同じ。

それらを蹴散らせというのではもちろん無くて、ソウル(魂)は本当は互いの深い目的・生まれて来た理由や使命を知っている。その上で、恐らく台本通りに無意識に「家族劇場」を演じて、反対したり足を引っ張ったり苦しめ合ったりもする。

自分さえソウルセルフとして揺るがずに前に進もうとすれば、うまく現実や周囲の空気はまとまっていきます。反対して足を引っ張る役目から、家族も降りることが出来る。自分自身が成長すれば、周囲の世界も役目を変える。

今はまだそんな風に行かないとしたら、そこで(その家族劇場で)まだ、お互いに課題があるのだろうと。だから家族や周囲の現実を、自分が個として生きる事から逸れる理由にしてはいけないのです。

また、自分が家族や身近な誰かが自分らしく生き生きと道を進もうとするのを、何か尤もらしい理屈をつけて反対しているのだとしたら・・その感情がどこから来るか、探ってみて。可愛い子ほど旅をさせて、愛するものほど、自由に解き放ってあげられたら、貴方自身もきっと幸せになれます。

(2021 by Twitter)