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僕のわがままを受け入れてくれた会社

こんばんは!
京都リモートワーク中の井上です。

前回の続きです。
(前回の内容は以下ご確認ください)

会社に心のうちを相談するところです。

とはいえ、会社ですよ。

いくら当時『大家族主義』をうたっていたgCストーリーでも、
家出をしたいという息子にどんな反応をするかは、
単純に考えたらわかることです。
だから、田舎に戻る=退職という手段を取るしかないかと感じていました。

ところがどっこい!会社の反応はこんな感じ。

僕:(ざっくり)自然が足りないので田舎に帰りたいと思います。
gC:どうした、どうした?
僕:(ちゃんと説明する)
gC:じゃあ一緒に考えよう。

あれ!?前に進んだぞ。

という会社の圧倒的な寄り添う力で、僕の個人的な悩みは受け入れられました。

当時まだ働き方改革とか、世の中的に認知されていない時期です。

個人的な葛藤を受け入れてもらえるだけでどれだけ救われたことか、
どれだけ有り難いことか身に染みました。

とはいえ社内にはまだ本社以外で働くというルールはありません。
すなわち新たな制度が必要になります。

相談を持ちかけたのが、2016年10月か11月。
2017年にはサイン事業部からエナジー(現ソーシャルエネテック)事業部に異動して、本格的に関西で働くという事が決まりました。

そして、2017年5月。
京都にgCストーリーの関西サテライトオフィスができました。

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約半年間、順風満帆にことが進んだように思いますが、
そう簡単でもありませんでした。

もちろん理解できない社員もいたでしょうし、
会社としてたった一人の意見を尊重するのにすべての制度を大幅に変えることはできません。

雇用形態、給料、制度。
細かく分類していくと折り合いがつかないというか、納得できない部分もありました。

一番納得できなかったのが、フェローでなくなるということ。

gCストーリーは、理念採用をしていることもあり、
正社員の上位概念としてフェロー(=仲間)という枠を設けています。

■フェロー
会社の理念や VISION を共に「当事者」として実現し、
経営者と同じ意識で仕事・経営に取り組む者
■正社員
理念の実現や理想の世の中を作ることに責任を持つというより、
その実現のために「仕事」という領域でお手伝いをして頂く方々
■契約社員
正社員あるいはフェローになって欲しいと、採用担当のフェローが願った人

※現在、組織形態が2018年にフラット型に移行したことに伴い、上記雇用形態は見直し中です。

社内ではフェローという言葉が一部ブランディング化されている面もありました。

同じ想いで、理念達成にコミットするのに、なんで?
フェローから役割が変わるだけで、大きな隔たりが生まれるように感じてしまったんです。

会社は寄り添ってくれたけど、結果こういうことか。。
たかが自分の寄与する立ち位置の言葉が変わるだけなのに、
根本の想いは変わらないのに、、、

っていう葛藤。
(今思うとたかが言葉にそこまで固執しなくても良かったのにと思います。笑)

でもそれでも僕は恵まれていました。
応援してくれる仲間もいたし、お世話になったCL、職人さんにも助けてもらいました。

関西に行ったとしてもまだこの会社の仲間たちと同じ志を追いかけられると、それだけでいいと受けとめてくれた会社に感謝しています。

最終的に納得して、会社と契約を交わし、
今京都でリモートワークしています。

普通ありえるのかな?

ありえへんよな。この境遇(笑)

でもそんな会社、そんな働き方もあるんですよ。

次回は京都に帰ってきて働くオフィス探しをはじめたときのことを書こうと思います。


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