自分語り2

30代にもなると、多くの友人は結婚し、子供を授かって、家庭を持つようになるので、やはりそれが世間一般の”普通”であると再認識させられる。そうだなあ、私がその”普通”をおそらく経験しないんじゃないか、と思い始めたのは高校生くらい。

まず、私は子供が好きではない。自分の子供は可愛いという言葉をよく耳にするし、沢山言われてきたが、そうじゃない。赤ちゃんや子供を前にして、可愛いという感情が生まれないのだ。今も、友人たちの子供を失礼ながら、可愛いとは思えていない。だから、早い段階で、私の人生に出産、子供はないものという認識になった。

では、結婚はどうか。いつかするかもしれないけど、しないかもしれない、くらいに思っていた。それよりも、自分の時間と自由を優先したいし、やりたいときにやれる環境のままでいたい。もちろん、結婚したからといって、子供がいるからといって、やりたいことを諦める必要はない。貴方の人生は貴方のもの、私の人生は私のもの。社会的役割に捕らわれることなく、もっと自由であっていいと、つくづく思うのだけれど、世の中そううまくはできていない。どうしても、身動きがとりにくくなってしまうのが現実。であれば、急ぐ必要はない。だから、”パートナー”という言葉を聞いたときは、それだ!と思った。要は大事なのは戸籍よりも、相手と築ける関係性だから。結婚に縛られる必要はないのだな。

そして、ぶち当たる。あれ。私、一生、おひとりさま…?(笑)

そうじゃない。そうじゃないんだよ。ひとりでいられる。ひとりのおおよそが快適だと思ってる。色々相まって、他者と暮らせるとは思ってない。でも、だから、ひとりでいい、というわけではない。たぶん、共感してくださる方が多いと思うのだが、ひとりでいられる=ひとりでいたい、のではない。できるなら、やはり、パートナーといえる友人以上の存在はほしいのだ。

いまはここで、悩み、立ち止まっている。

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