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あまりにも長い一瞬だった

好きだった人とお別れをして1週間と3日。

最後に会った日から3日。


あら、時の流れってこんなに遅かったかしら?


現在のわたし、悲しみと頑張ろうの共存生命体。


この''悲しい''は何度経験しても慣れないものですね。


不意に、胸のあたりがざわざわする。
おかしいな、わたしは健康体のはずなんだけど。

不意に、頭の中がぐるぐるする。
おかしいな、わたしは今仕事をしているんだけど。

不意に、頬に生暖かい水が流れる。
おかしいな、目薬はさしていないんだけど。

脳の理解と心の本当が真正面からぶつかり稽古をしていて、かなり''わたし''は困惑中。

頼むから早く決着をつけて欲しいな、と切に願う。



髪を切った。たくさんつけていたピアスを外した。
服の系統を少し変えた。ネイルを新しくした。
自分の呼び方を名前からわたしにした。

毎日仕事に行く。毎週楽しみにしているアニメを見る。
ジムに行く。音楽を聴く。推しの配信を見る。
友達と話す。職場の人と話す。母と話す。
ご飯を食べてお風呂に入って寝る。


わたしはわたしのままだった。
わたしはずっとわたしだった。
わたしの生活はわたしで出来ていた。


おはよう。仕事終わったよ。のLINEがない。
お薬飲んでね。のLINEがない。
寝る前の電話がない。

駐車場にいる猫ちゃんの写真が送れない。
新しく見つけた良い音楽を送れない。

美容院に行ったあと1番に会えるのがあなたじゃない。
美味しいご飯屋さんに行けるのがあなたじゃない。
洋服を買いに行けるのがあなたじゃない。

全部なくなるし、出来ないし、行けないし。

自分の生活はいつも通りのままだった。
でも、その生活がもっと豊かになるのはあなたがいたからだった。

ひとりでも幸せに生きられるけど。
それでも一緒に苦しいもすれ違いも乗り越えて行きたいと思うのがあなたがいる生活だった。

楽しいも辛いもはんぶんこでいたかったな。


これはわたし主観の生活だから。
わたしがこの気持ちになるのは当たり前の話。

あなたの過ごす生活はどんなものだった?

あなたの匂いを忘れていく。
あなたの声を忘れていく。
あなたの手の感触を忘れていく。
あなたの顔を忘れていく。
あなたの嫌だったところを忘れていく。


あなたの笑顔は忘れずにいたい。
あなたの将来の話は忘れずにいたい。
あなたとの思い出は忘れずにいたい。
あなたがくれた温かさは忘れずにいたい。

''わたしたち''を忘れずにいたい。


あなたは。わたしの何から忘れていく?

新しい季節をあなたと迎えたかった。
同じ季節をもう一度あなたと迎えたかった。
ふたりの思い出を、ふたりの思い出で上書きしたかった。

もうそこにあなたはいないから。
全部わたしの独り言として消化される。

わたしはどこにいるんだろう。
誰か教えて?


''あまりにも長い一瞬だった。''


夕方ってセンチメンタルになるよね。
そのセンチメンタルがいつかわたしの身を滅ぼすのかもしれないね。
感傷中毒の患者ことわたし。
禁断症状は文章で気持ちを残し続けることだったらしい。

これ読んで''すごい速さ''じゃん!ってなった人はきっとわたしと話が合いそう。
andymoriは最高だよな。小山田壮平に乾杯!


今日は雨が降らなかった。
それだけで少し嬉しい。
あなたの住んでいる場所も雨は降らなかった?


これからジムに行ってきます。
今日もお仕事お疲れさま、気をつけて帰ってね。

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