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離島でカフェ店長はじめました

こんにちは。


薬剤師×メディカルライターはるかと、クリエイター×島カフェ店長まきこ。道を外れた薬剤師が送り合う、はるまき交換日記。  

今日はまきこがお届けします。



はるか日記を読んで

前回のはるか日記はこちら↓


パート社員から正社員になって、患者さん一人一人により責任を持てることを "楽しい" だなんて…!

はるかちゃんにとっても、薬局や患者さんにとっても、みんなにとってハッピーな状態だね。


お仕事にそれだけやりがいを見出せてるってことなのだろうし、わたしが患者さんの立場だったら、絶対はるかちゃんみたいな薬剤師さんに相談したいって思うもん。


気づいたらどの薬剤師よりもたくさんの患者さんにお薬の説明をするようになってる。 ちょっと手のかかる患者さんとか、難しい患者さんのことを見ることも増えていて、「みんなは何とも思わないのかな?」とか、「みんなもっと薬剤師らしく頑張ってよ!」と、他の薬剤師に不満に思うこともあるんだよね。

どんな患者さんにも積極的に向き合えているのは、責任感の強さももちろんだけど、はるかちゃん持ち前の対人スキルの高さも影響しているんじゃないかなーって感じたよ。


やっぱり、薬局ってそもそも体調が落ちてしまってるときに行く場所だから、ときには一緒に心も弱っていたり、荒れてしまってる方もお見えになるよね。

そういう方の不安を解消してホッとしてもらえたり、元気になってもらえることは薬剤師として働く大きなやりがいの1つだけど、人間だからときには、どういうふうに対応したらいいのか迷ったり、患者さんの言葉に傷ついてしまうこともある。

(新卒時代は、患者さんの心ない一言に凹んでトイレで泣いたこともあったっけなぁ笑)


だから、誰を相手にしてもまっすぐに向き合えるはるかちゃんは本当に強いなぁって思うし、その力は薬剤師としても強みだと思うよ。




2年間は今の会社で働き、新・師匠の薬局でお勉強し、管理薬剤師に1日でも早くなることを目標にすることになりました。

今のこのご時世にあって、全力で頑張りたい場所があるってほんとうに幸せなことだし、そこで2年も先まで見据えた目標があるのが羨ましい!


twitterでも見てるけど、どんどん新しい経験をして、喜んだり怒ったり心を動かしながら、自分の頭で考えて着々と成長していくはるかちゃん…。ほんとうにかっこいいなぁって、いつもその背中を眺めています。




クリエイターの次は、離島でカフェ店員?

前回のまきこ日記↓


夢いっぱいのはるかちゃんに反して、1度は人生に満足して思い残すことがなくなってしまったわたしでしたが(笑)、


まだ30年とそこそこしか生きてないけど、きっと自分にも何かしら積み重ねてきたことがあって、死んじゃう前にそれを誰かにシェアできたらいいな
考え方のコツとか、わたしが知ってるステキな人や場所、ステキな暮らしをみんなにも知ってもらえたらな。

という欲が生まれて、昨年末に新しいことを始めてみました!


すでにタイトルにも書いたけど、薬剤師→クリエイターときて…

そう。今度は、離島でカフェ店長をはじめてみたよ。








「は?」




てなった?笑


1年前のわたしなら、絶対そう言うと思う。笑




最低限の荷物だけ持って離島で暮らすことも、お店でコーヒーを豆から挽いて淹れたりケーキを焼いたりすることも、今までの人生では考えられなかった体験。

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未知なことだらけな始まりだったから、実際に島に渡ってからも、暮らしもお仕事も無意識にこなせることがほとんどなくて、毎日がいっぱいいっぱい!

同じ日本とはいえ、文化の異なる島の人との交流にもびっくりすることが多々あったし、朝は5時半からフル稼働、夜はお布団に入るなりコテッと意識を失うような日々だった。




ほんとうに、自分ではない別の誰かの人生に入り込んでしまったかのような気持ちで、日々を過ごしていたよ。


それでも、今の自分にとってはなんでかこの道が、1番自然な人生の選択肢に感じられたんだよね。

去年はとくに、あまり外出もできなくて自分自身を持て余すような1年だったから、大変さも含めて 今にやりがいを感じながら、必死に生きている自分に久しぶりに会えた気がして嬉しかった。




昨年12月にとりあえずお試しで店長をやってみたのだけど、その後オーナーさんからまたお願いしたいと言ってもらえたので、コロナ次第ではあるけど次回また春頃にお店を開けさせてもらう予定だよ。


長崎県の五島列島にある「奈留島」ってところで、すごく当たり前に無防備な大自然がある、とにかく人が温かい島なんだ。


人口が多くはない(2100人)からこそ、島全体に1つのコミュニティーのような空気が流れていて、give&take のgiveが、ナチュラルに島のあちこちで心地よく巡っているんだよね。

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奈留島には過去に何度もお邪魔したことがあったからもう何でも知ってるようなつもりになってたけど、1ヶ月暮らしてみると、また新しく見えてくるものも沢山あったよ。


前にはるかちゃんが留学していた頃、

「せっかく海外に行くなら旅行じゃなくて数ヶ月住みたい」

て言ってた気持ちが、少しわかった気がする。



「内側を知ったら、大好きな奈留を嫌に感じたりもするのかな?」

正直、行く前はそういう不安もあったんだけど、今回の1ヶ月では少なくとも、今まで以上に島の魅力に気付かせてもらえたなって感じ。


春にもまたここで暮らしながら、いつかは無人島になるかもしれないこの島の美しい「今」を知る人を、1人でも増やせるよう努めたいなって思う。

と同時に、人との繋がりの中で心地よく暮らしていくことについて、未来の自分たちのためにもゆっくり考えてみたいな。




クレドを作ってみたよ

そんな感じで相変わらず、流れ任せに変わり続けているわたしの人生。

でも自分の中では、最初に薬剤師を志したときから、目指しているものの軸というか、芯の部分は多分ずっと変わってないんだよね。


自分も含め、みんなが人との繋がりの中で元気に前向きに生きられるための、心と体の健康を応援したい

みたいな部分は、薬剤師をしてるときも、絵を描いてるときも写真を撮ってるときも、カフェを開けているときも同じな気がする。




とはいえ、先のことを見据えてるわけじゃないから、分岐路に差しかかるたびに

「ん?わたしこれからどうするんだっけ?」

ていう、足止め期間が生じてしまう。笑


だから、また同じように足が止まってしまったときに、自分にとって道しるべになるような、灯台のようなものを用意しておけたらと思って、今年に入ってから自分専用のクレド(行動指針)を作ってみました。


それが、この8つ。

・等身大な自分でいよう
・とりあえず今日、小さくやってみよう
・できる×やりたい×喜ばれることをしよう
・持っているものを気持ちよくシェアしよう
・循環を考えて、地球を大切にしよう
・積み重ねられることをしよう
・今あるつながりを大切にしよう
・当たり前を壊して、学び続けよう



これが今のわたしが考える、自分が大切にしていきたい生き方です。

必要に応じてブラッシュアップしながら、また立ち止まってしまったり迷ったときには、ここに立ち返ってきたいと思うよ。


もしはるかちゃんが作るとしたら、どんなクレドを用意するだろうね?


次の日記も楽しみにしてるよー!

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