自己紹介③
もっと手短に自己紹介しようと思っていたのですが、改めて人生を振り返ってみると今の自分の考え方の元となる出来事や出会いに気づくことができ、これからの自分の想いを語る上で大事なことだなぁと思っています。
自己紹介シリーズ、もう少しだけお付き合いください。
自由を追い求め、異端者扱いが嬉しかった高校時代
中学時代に優等生だと、周りから「あなたはあそこ行くんでしょ?」と期待され、「あそこじゃなければ恥ずかしい」と妙な自分のプライドもあり、さらに家の目の前にあるという理由で地区で1番の進学校に入学。しかも理数科。のちに試験の点数を知ったのですが、全く合格点には達していなく、内申点で合格したようなものでした。
なので当然、周りのレベルにはついていけず、理科も数学も理解不能、自分が文系だと気づくのに時間はかかりませんでした。大体いつも最下位グループ。
でも周りに追いつこうと思わず、早いところ見切りをつけて、高1で行きたい大学を絞り込みました。教師を目指すなら体育系、舞台関係を目指すなら芸術系、と。
しかもセンター試験を受けないで、私大のみ。(なんて親泣かせ・・)
国公立を目指して当たり前というクラスの中、この私の選択は担任の先生に呆れた顔をされたし、ましてや「舞台を目指すなんて無理だ」とも言われました。もちろん傷ついたし、母と悔しい思いをしました。
でも、みんなと同じ選択をしないこと、自分で進路を見つけて決めたことは自信になり、「私はみんなと違う」というプライドを持つようになり、「こいつは違うから」と扱われることが嬉しかったりしていました。
そんなわけで勉強はそこそこに、スラムダンクに憧れて入部したバスケ部を頑張り、モダンバレエも習字も続け、当時あまり許されていなかったアルバイトをし(自分のお小遣いは自分で稼ぎなさいと母と喧嘩したから始めた)、相変わらず恋愛も楽しみ、高2の時には生徒会も入って、今から思うと「どこにそんな時間があるの?」という充実ぶり。
やろうと決めたら、やる。という行動力はすでにこの頃から発揮されていました。
早く進路を決めたから、早く地元を出たい!東京に住みたい!誰にも縛られずに好きなことをしたい!という気持ちが人一倍強く、自由への想いは増すばかり。
ゆるい校則で比較的自由な校風の高校だったけど、それでもルールに縛られたくなかったので、なぜそのルールはあるのか?そのルールは必要なのか?という疑問を抱いていました。
その疑問は生徒会で長年テーマになっていた「制服自由化」問題について取り組む中で真剣に考えるようになりました。
自分が着ている制服は自分が望んで着ているものなのか?
そうでないなら、なぜ自分は着ているのか?
制服でも私服でも、毎日着る服を自分の責任で選択して着る。
その選択する力はみんな十分に持っているはず。
それなのに制服を着ることが当たり前だと思って、何も考えずに与えられた通りにする。
制服が良い悪いではなく、自分の考えをしっかり持ち、それを主張しあえるようになった方がいい。
制服自由化を目指すのではなく、そこに至るまでの過程を大切にしよう。
そんな当時の生徒会の仲間との話し合いから気づきをたくさんもらい、物事を一辺倒にとらえず、多方面から考えるようにすることの大切さを教えてもらいました。
つづく。