小さな子どもとお母さんの居場所③
2015年に築60年ほどの古民家を購入。
できるだけ環境負荷をかけないエネルギーゼロを目指した設計で、大工さんにリノベーションしてもらい、新しい地、草津市での生活がスタートしました。
(この時、床張りDIYのワークショップをしたり、家づくりも仲間と楽しんだりしました。家づくりのこともまたお伝えできたら・・^ ^)
そして、そんな家づくりに興味がある人や、自主保育の仲間たちに声をかけて、自宅を開放するイベントを友人と企画しました。
その名は「ふらっとハウス」。
わが家が平屋であることと、「ふらっと遊びに来てね」という意味を合わせて名づけました。
ここでも特に決まりごとはなく、のんびり過ごすもよし、お喋りするもよし、やりたい手しごとをするもよし、本を読むもよし、寝てもよし。お昼ごはんやおやつを持ち寄って、一緒に食べて、親子でのんびりと過ごしました。
毎月1回開催し、回を重ねるごとに口コミであちこちから親子が訪れるようになり、いろんなワークショップも開催され、たくさんの交流が生まれました。
時には食材を持ち寄って、その日に集まった食材で夜ごはんを作って、みんなで食べるという、今で言う「子ども食堂」のようなことをしていたことも。
それから、この「ふらっとハウス」でよく話題になっていたのが、学校のこと。
ここにも、学校に行かない選択をしている子どもが遊びに来ていたり、育休中の学校の先生や、元教師、オルタナティブ教育に関心がある人などが集まっていたため、自然と学校の話になりました。
当時、私の娘は未就園だったため、みんなの話を聞いて、「学校には必ずしも行かなくていいこと」「さまざまな教育の選択肢があること」「子どもを前にしたときの大人の在り方」などを知れたことは心構えとなり、実際自分の子どもたちが小学校に通うようになり、少し困ったことが起きた時に大きな助けとなりました。
そんなみんなの経験談は私だけじゃなく、この場に参加していた多くの大人の助けになったと思います。
この「ふらっとハウス」は2020年のコロナ禍と娘たちの入学・入園が重なったため企画を継続しなくなりましたが、約50回開催しました。現在はたまに家を開放してイベントを行っています。
こうして居場所について思い起こしてみた時、私はこんな風に場を開いて、人と人を繋げるのが好きなのだなぁと思いました。
特に小さな子どもと暮らす大人にとって、話を聞いてもらったり、頼れる大人に出会って繋がることは大事なことだと思います。
私はこれまでの繋がりを活かして、みんなのやりたいことの実現や困りごとの解決のサポートがしたいと考えています。
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