見出し画像

#21 フィルムとかカメラとか

どうも、あたるです。

今回のテーマは、「フィルムとかカメラとか」、とざっくりしたテーマで話してます。

富士フィルムが販売しているinstaxというインスタントカメラがある。
通称”チェキ”。撮影したらすぐに、ジィー、、という音を立てながら写真が出てくるアレだ。
そういうカメラのことをずっとポラロイドカメラと呼ぶものだと思っていたんだけど、ポラロイドカメラというのはポラロイド社が作っていたフィルムを使用できるインスタントカメラの名前で、つまり総称である。

ポラロイドという響きはどことなく渋みが漂うが、チェキとなると一気に若くなるような気がするので(実際人気があるのは女子高生などの若い層である)、アラフォーのおっさんが口に出すのは少し気恥ずかしさがあるのだけど、僕はこのチェキが割と好きで散歩の折などで良さげな風景や景色があると鞄からいそいそと取り出し、パシャっと撮影しては出てきたフィルムに像が写りだす瞬間を眺めて一人ニヤニヤしているわけである。

僕が持っているのはinstax mini 90instax SQUARE SQ20の二つで、それぞれ撮影できるフィルムが違う。instax mini 90は長方形フィルム。instax SQUARE SQ20はスクエアの名前の通り正方形フィルムでプリントされ、どちらのフィルムにも甲乙つけがたい良さがある。
唯一の欠点というべきか、両カメラともに決して小さいとは言えないサイズなのである。そりゃフィルムをプリントするわけだから当然それを格納するスペースが必要なわけで、そこにいちゃもんをつけるのは無粋だろ、と思っていたところ、ポラロイド社がどうやらその無粋さを飲み込んでくれているらしかった。

Polaroid Goなるカメラはどうやら手のひらに収まるという。
フィルムは正方形のみだけど、そのサイズは一回り近く小さくなっているようだ。
instax SQUARE SQ20のフィルムが手のひらと同じくらいのサイズなのに対してPolaroid Goは手のひらにすっぽり収まるサイズらしい。
普段そこまで反応しない物欲センサーがピクンピクンと揺れている。
ポラロイドカメラ全般に言えることだけど、「自分、これしかできないので」という潔さが漂うデザインになっていてそこも好感がもてる。

さすがに今すぐじゃあ買うか、とはならないけれどいつかは欲しい。
それにやはりポラロイドという名前がいい。大滝詠一の「君は天然色」に出てくる歌詞だって、チェキではさすがに締まらないだろう。(もちろん普段からお世話になっているinstaxの良さも知っているので貶めたいわけではないということだけ強く言っておきます)
つまるところ、「チェキ」より「ポラロイド」と言いたいがためにチェキに難癖をつけてポラロイドを購入する理由をこねくり回しているというだけの話である。

ポラロイド。なんとも渋い響きである。