桃 / 槇原敬之

抱きしめたいと言う言葉の意味とは裏腹に不安や寂しさを君に押しつけようとしてたんだ
ここに来る途中に君の好きな桃を選びながら救われることしか頭になかった最低な僕

のっけから、鋭いパンチを食らう。

若い頃の友情とか、恋愛とか、こういうことが多いんじゃないだろうか。

ただ自分が救われたい。

この曲は歌詞を全部載せたいくらい素晴らしいのだが、もう一つだけ。

駄目なところをたくさん僕の中に見つけてもどうして嫌わないで一緒にいるのと聞いた時
そんなことで変わるような気持ちしかない人に好きと言われるのは自分もいやだからと答えた
一人では感じられなかった気持ちが僕の中で実る 君の言葉で実る

人が、人と関わることの要諦が、ここにある。

どうでもいいが、僕の一番好きな果物は桃である。

ネクターとか缶詰めではない、生の桃。

凛として爽やかに甘い。

あなたの御寄附は直接的に生活の足しになります。