おはよう、こんにちは、こんばんは
今がいつの何時かわからないけど、お読みいただき、ありがとうございます。
あなたも、私と同じ人間なんですよね。当たり前ですけど。
部屋はあったかいでしょうか。外は雨でしょうか。ご飯はもう食べましたか。寝不足ではないですか。コーヒーとか飲みましたか。苦いですか。お風呂入りましたか。
いろいろ、考えていますか。今月の支払いのこととか、好きな人のこととか。明日は仕事ですか。しんどいですか。元気ですか。
私たちは、本当に、自分の心の中しかわからないんですよね。感覚もそう。あなたが私と同じように何かを感じ、考えているなんて、普段はなかなか想像できません。いつも、自分の外の世界は風景でしかなく、他人は映画の登場人物のように見える。
脳の機能が、無意識に感覚を麻痺させているのかもしれませんね。昔、渋谷のスクランブル交差点を渡っていた時、不意に、周りを歩く大勢の人たちの人生が目の前に見えて、目眩がしました。錯覚ですけど。
なんでこんな話をしているかというと、先日、職場の釣りクラブに参加して、船で海釣りに行ったんです。とても暑い日でしたが、潮風は気持ちよくて、景色も海の色も綺麗でした。
「宇宙船地球号」という言葉があるじゃないですか。あれは言い得て妙で。船に乗ったのは私を含めて6人。そこに小さな世界ができたんですよね。
みんな、陽射しが強いね、と言ったり、船酔いしたりしています。ああ、この人たちもそれぞれに身体を持って、感覚を持っているんだな、いろんなことを考えているんだな、と思いました。素人の私にいろいろ教えてくれてね。
働き出してからはそういう時間は減って、特に最近は例の感染症の影響で、人と会って話す機会が少なくなりました。
久しぶりに、目の前に見える景色とか、心の中とか、思い出とか、ゆっくり時間をかけて、平易な言葉で、話し合ってみたいなと思いました。
あなたの御寄附は直接的に生活の足しになります。