オタクかオタクじゃないか

不惑に近付く歳ではあるが、今まで何かにどっぷり「ハマる」という経験が殆どない

場所と歳の近い従兄弟がおり、毎日のように行き来していた事もあり、幼い頃は親等など理解できないのでいい意味で家庭環境が複雑だった
そこで私の執着は霧散したのかもしれない
或いは考える事をやめたのかもしれない

中学生の頃に小説を書くのが好きだった

高校生の頃に好きなバンドを見つけてライブに行った

高校生~大学生の頃にお笑い番組が好きで時々ライブに行った

社会人になって、好きなものはなくなった

好きだった事はあったけど、あまり深追いする事がなかった。作品は好きだけどその作品を作ってる人がどんな人なのかはあまり興味がなかった


ここ2,3年で、またお笑いが好きになった
今はある芸人さんがとても好きでライブに行ったりグッズを買ったりしている
ネタが好きだしネタを作って演じている人の人となりに興味が出た

SNSで同じファンの人と交流するようになり、実際ライブに行った時にお話したり、一緒にご飯を食べるような仲間もできた

そこでふと思った

自分はオタクなのだろうか?

SNSには色んな人がいて、彼らがロケで行ったお店に行って彼らと同じ物を食べたり、サインが飾ってあれば写真におさめて共有してくれる

彼らが身に付けている物と同じ物を見つけて、自分も同じ物を身に付ける人もいる

自分にその欲求は希薄である

食い意地ははっているので美味しそうな物だと同じ物を食べてみたいと思うが、「彼らが食べたから」というより「彼らが紹介してくれたから」という感覚
同じように聞こえるが自分にとっては別物だと思う

これだけライブに通ってグッズも買ってテレビラジオをチェックしていればオタクだろうと思う自分もいれば、他にもっと深いライブの感想を持つ人や行動力がある人を見て自分はまだまだオタクではないのだなぁと思う時もある

「人それぞれ」と言ってしまえばそれで済む話


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