noteに書いてきた一年を振り返る
8月になり、蒸し暑い日が続いていますね。夏の匂いやまとわりついてくる髪の毛の鬱陶しさに去年の夏のムードを思い出せば、今では自分の心持ちが全く違っていることに気がつきます。
去年の自粛期間真っ只中に始まったこの「ミゾベのnote」も、なんと今回で第50回!!!曲作りなどで何度かお休みしたり、ということもありましたが色々な話をしてきましたね。振り返ってみると、今もう一度読んでほしいと思う文章がたくさんありました。今回はその中からいくつか紹介させてください。100回になったときは51-99の中で振り返りましょうかね。
まずはこれ。「小さなことをひとつ」という曲は、この1年間のあいだ僕らを多くの人に出会わせてくれた曲です。そんなこの曲が生まれた経緯を赤裸々に語っているのがこの回。リリースをして、何度かライブでも演奏した今、改めて読むと新鮮に感じるなあ。
そして次はこちら。noteを始めるまで詳しく書いたことのなかった、福岡にいた頃の話。僕と森山に多大な影響を与えた方や、高校を卒業しても音楽を続けた理由の一つになったできごとを綴っています。『はためき』の音源を、この記事に出てくる「Kさん」にお送りし、実はnoteに書かせていただいきましたと報告したときのこと。「涙なしには読めないね」と言葉をいただき、なんだかあの頃の温かい気持ちが蘇ってきました。
僕が東京に出て初めて住んだ街、高円寺で出会った友人の話。たとえ本当にそう思っていたって、友人を「親友」と呼ぶなんて照れくさくてなかなかできませんよね。それを真っ直ぐ人の目を見て言える彼に憧れた。彼は東京に戻ってきていて、最近何度かあって話をしたんだけど、少しずつ映像の仕事もやりはじめているみたい。
去年、10ヶ月ぶりに人前で歌ったワンマンライブ、「individuals」。久しぶりのライブはやっぱり何よりも楽しくて、忘れられない日になった。ここに書いてある感情は、褪せずにまだ僕の中にあります。
人生の半分、同じステージに立ってきた彼のこととはまさしく、odolのピアノ、森山のこと。彼との関係性はひとことで表すことができない。ライブをするときも、レコーディングのときも、必ず彼がいる。『はためき』のリリース時にはそんな彼との関係を訊かれるインタビューも多かったけれど、このときはなんだか初めてな気持ちで書きました。
そしてここ数年、週に一度は食べているサブウェイのサンドイッチについて。公開後、食べてみましたという反響の多さにびっくり。みんなありがとうございます。一番大切なのは、「オーダー時に店員さんに訊かれてからカスタムをいうこと」。店員も一度に全部は覚えられないですからね。
古着を愛好する人にとって、「黒」という色は特別です。ファッション的に需要の多い色であるため、同じアイテムでも需要が集中し、値段や価値が膨れ上がってしまう。それゆえ、古着好きは「黒い服」というだけでなんか「ありがたい」と感じたり「かっこいい」と感じたりします(笑)。そんな僕が好きな「古着の話」に例えて、「好きを考える」ことについて書いています。
とまあ、50回分を振り返ってみると、とても色々な話をしてきていたのですね。おそらく、ここに挙げた7つの話を読んでもらえるだけでも、僕という人間をわかっていただけるかもしれません。あとは、アルバムを聴きながら『はためき』を作っていたときのことを振り返って読んでみるというのも面白いかも。SNSよりも深く自分の気持ちが綴れるこの場所。大切な場所になったなあ。
みなさんこれからも、よろしくお願いします。