僕、ヨウセイになったってよ 5日目〜7日目ー歩くことと会話が消えた

ようやく自宅監禁の折り返し地点が見え、そろそろゴールが見え始める。

5日目になると、狭い部屋なりに生活のルーティーンが出来つつある。

6時くらいに起床して、ヨガして、朝食とって、仕事して、昼ごはん食べて、少し休憩して、ブログとか書いたりして、胃の中が消化された頃に筋トレして、休憩して、風呂入って、夕飯食べて、iPadでAmazonプライムのドラマ見て、寝る。

体温は、多少の増減はありつつも平熱。

症状は、5日目以降は、特になくなってくる。睡眠の妨げになっている鼻づまりや日中に時折発生する副鼻腔の痛みも消失した。完全に、元気になった。



元気になり、ルーティーンができると、今度は飽きてくる。それはそうだろう。

どんなに規則正しい生活を送って、仕事はこの時期にありえないほど進んでいたとしても、どうしても出来ないことがある。


会話と歩数だ。


普段の生活では、仕事がある平日は、平均1万歩は歩いている。それが、どんなに頑張っても3000歩くらいしか行かない。

陽性者なので家中を歩き回れないので当たり前といえば当たり前である。


それでも、部屋の中を20分間、前に進んだり、後退したりを繰り返したりしながら1キロを歩いてみる。


こわ・・・

狭い部屋の中を、おっさんが、行ったり来たりしている絵面は怖い。

ハタから見たら、おかしくなったと思われても仕方がない。

いくら筋トレしても、健康の基本である「歩く」ことができないので、足腰の弱体化は免れない。

さらに、部屋の中を行ったり来たりしたり、その場で行進しても、面白くない、のである。


二つ目は会話。


一日に会話できるのはほんと限られている。どんな言葉を発したのか、どんな応答をしたのか、多分全て言える。

それくらいだ。

喋る筋肉も落ちるだろ、そりゃ。


しかしだ。今現時点で、自宅やホテル、病院で療養している人は、一体どれくらいいるのだろう。1日の陽性者が7万人。それを10日間で計算すると、ざっと70万。そこに家族などの濃厚接触者を入れると、100万。いや、入院している方も含めると、もっと多いだろう。

その中で症状がきつい人もいる。


軽症で済んだ、僕はラッキーだ。


とにかく、単調な生活に飽きた、とか言っている場合ではない。


生きてるだけで、元気なだけで、丸儲けだろう。



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