モヤモヤを生成する

2020-04-27 20:58:29

テーマ:保育・教育
3年下積み生活を経た後に、ようやく「担任」になれた。

一人前とはいかないが、ようやくスタンダードなキャリアにのった。

そこからは、慣れようと必死だった。

園の常識や文化に、「違和感」をかんじることもなく・・・いや、最初は
感じていたのだろうが、そこに「異」を唱えても、誰も共感してもくれないし
その園の常識に従うしか、道はなかった。というか。

今のように、気軽に語り合える「外部のリソース」もあまりなく。

たまに会う友だちとは、どうしても「愚痴」の言い合いになる。

いや、それも必要なのだが、結局、友だち同士(保育者の)との会話は
「共感」がベースになり、「分からない」事も「分かる」ように振る舞うという
ことが前提となっている。


異質を許容する、互いに違うことを認めつつ高め合うという「語り合い」とは
程遠い。


そんな新人時代を経て、「組織の常識」をある程度身につける。

すると、仕事はスムーズに進むようになる。

一年の全体像も見えるようになり、仕事の効率は各段に良くなる。

自分たちの理念を信じ、それを違う人にも発信する。或いは、理解されないことを
相手のせいにすることもしばしば。

組織の「常識」を身につけると、新しい知識や外の知恵を見逃したり、避ける
傾向が強くなるのである。


固定観念、ステレオタイプ、持論・・・色々な言葉で表現されるが、
そういった今まで自分が培ってきた「知恵」。

それを、手放し、修正し、改変していく、という作業が「アンラーン」
学びほぐし、と言われる。


そういった「固定観念」を打ち破る方法として

産業能率大の長岡さんは、「モヤモヤ」する投げかけを繰り返し、長期間あった方が
いいと。

一方で、中原さんは、人間はそんなに強くない。ポジティブに「固定観念」に
向き合えるように越境し、対話することで、「適度なモヤモヤ感」を学習者が
感じる事が大事なのではないか、としている。

正しい答えはない。どちらも今見ている景色は、自分と違うのだろう。

じゃあ、「モヤモヤ」を残すためにはどうするのか。
「良質な問いかけ」が必要である。

正しい答えを出すのではなく、学習者が探求できるような「問い」が
必要である。

じゃあ、どんな「問い」が必要なのか。

このお二方には、色々なものが見えているのだろう。


モヤモヤを起こさせるような問いかけを考える、というのは、
もしかしたら間違いで。

だって、なんかそう考えると、相手の考えていないことを
あっと驚くような、はたまた足元をすくうような投げかけとも
似てしまう。

中原さんは、こうも言う。
テーマ選定の際、自分が興味を持てるということと、そのことが
「みんなのテーマ「になり得るかどうか。

つまり、参加者のニーズを大事にしている。

言葉を変えれば、目の前の人が何に困って、何をしようとしていて
何に悩んでいるのか。

まずは、そこからなのかもしれない。

良質な問い・・・・
誰にとって

この宛先が大事なのかな。

考えがまとまってない。駄文。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?