「半投げ」でアクションの手助けをする

2020-03-18 23:04:48

テーマ:保育・教育
どういう組織の形態がいいのか。

園長はどうあるべきか。

トップのリーダーシップはどうあるべきか。

もしそうなったら、こうしよう。

あれしよう。

たくさんの妄想を繰り返していく。


最近、組織論を勉強している。そこで一つ思うこともある。


リーダーが従来のようなリーダーたるスキルを発揮しない(できない)
状況において、職員一人一人が主体的に動く(まあ動かざるをえない)。

それってかなり組織にとって目指すべき、人材育成のあり方なのかとも思う。

意図的に狙っているなら別であるが、それを意図的にねらっていく。

リーダーが、あまり動かず、指示せず、方向性や原理のみ示して、現場に
任せていく。

つまり、権限委譲。

ただ、権限を渡したからといって、主体的に動ける人は限られる。


これからは、学びの場に向かう大人 ではなく、
自ら学びの場を作れる大人。そんな人が求められている。

いや、そんな研究会的な場を作るだけでなく、「仕事」の中で
従来の枠組みや既存のレールから、一歩も二歩もはみ出て

創造的に仕事をできる大人。そんな人が求められている。

ただ、多くの人は、与えられた仕事や与えられた役割を超えて、
新しいことをするというのは容易ではない。

むしろ、稀だろうし、こちらの意図と異なる場合は、「変な人」という
レッテルを貼られる事もあるだろう。

どっかで、一般的な常識とはズレている奴でないとそういう常識から外れた
つまり、新しい試みや挑戦に取り組むことは難しいのか。

閑話休題


とにかく、そういうイノベーション的な、既存のレールからはみ出るスケールで
考えられる人材を育てていくにはどうするのか。

どうだろう。最近、ふと思っているのが、半構成的ファシリテーションの機会。

若手は基本的に信頼し、未来を感じている。

彼らが動きやすいお膳立ては何か、いつも考える。

これについてやってごらんと提案したこともある。
この方向だよと諭すこともある。


彼らはアイデアもたくさんあるし、
閃きもある。

変なことは変だと感じる感性もある。

足りないのは、それらを実行にうつす行動力ではないか。

若手だけでなく、多くの大人がそうである可能性も否定できないが。。


すると、僕らができる足がかりは、そのアクションを助けてあげること。
半分仕事で背中を押し、半分主体的に任せていく。

丸投げではなく、半投げである。

もちろん、自分で思い立って、自分で行動して欲しい。

ただ、世の中には、思い立って自らの足や言葉で行動できる人もいれば、
そうでない人もいるだろう。

だったら、自らアクションが起こせるようにフォローしつつ、半投げしてあげる
ことで、アクションを起こす一つのきっかけになるかもしれない。

これ、来年度の一つの課題である。


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