KakeruというWebアプリを作っている話
こんにちは、福岡で機械学習やWebフロントエンドなどのエンジニアをしている岩本海童です。カレーとハウスミュージックが好きです。
✍ Kakeruの紹介
最近、KakeruというホワイトボードのようなWebアプリを作っています。
このアプリを使うと、パソコンやタブレットやスマートフォンなどのブラウザで、マウス・指・ペンなどを使ってホワイトボードのように自由に描き込むことができます。
書き始めるには、 https://kakeru.app を開く、それだけです。書いたものは自動的に保存されますし、ページのリンクを誰かに送ると相手も同じものが見られます。
上の写真は、iPadで書いたものの例です。(ここから見てみてください。)
さらにすごいのが、リンクを開いた相手も一緒に書き込めるんです。もちろん書いた内容はすぐに他の人にも表示されます。まるで同じホワイトボードの前に立っているようですね。
現実のホワイトボードと違って、間違えて書いてしまってもすぐに取り消しができます。
その上、このホワイトボードには大きさの制限がありません。上下左右、どこまでもスクロールして好きな場所に書き込めます。
他にも細かい機能はいくつかあります。
iPadでApple Pencilを使って描くような場合に、ペンでのみ描き込めるようにする機能や、画像のリンクを取得してMarkdownなどに埋め込めるようにする機能など。
(実はスクロールバーが少しユニークなんですが、細かすぎて伝わらない気がするので実際に使って試してみてください 😊)
⭐ Kakeruの特徴
機能としては、他にも似たようなWebアプリはありますし、より高機能なものもあります。
ですが、Kakeruはよりシンプルで簡単に使えるものを目指しています。きれいな絵や図を書くツールというよりは、落書きやササッと書いて共有するメモのようなイメージです。
おそらく他にはない大きな特徴は、ログインせずにすぐ書き始められることでしょう。面倒なステップを踏まずにいかに簡単に書き始められるか、というのも大事にしているポイントの1つです。
また、まだ実装したいのにできていない機能もありますが、類似のツールと比べると機能は比較的少なめになるつもりです。究極のところ、自分が本当に必要な最低限のものだけを実装している感じです。
あ、1つ注意が必要な点がありまして、URLを忘れると書いたものを見ることができなくなります。(自分の書いたものを一覧することができる機能を開発中なので、しばらくお待ちください。)
🤔 なぜ作ったのか
僕は2年以上前から、iPadを使って手書きのノートを書いていました。
iPadには絵を書いたり手書きのノートを残すアプリがたくさんあります。
しかし、アプリ単体では使いやすいのですが、書いたものを別のデバイスからアクセスしたり、書いたものをシェアしたり、他人と一緒にリアルタイムで書き込むといったことができるものはあまりありませんでした。
そこで、ブラウザで動作するWebアプリとしてそのようなものを実装してみました。iPadやスマートフォンでもそれなりに良い書き心地を得ることができました。
そんな感じでKakeruを作り始めました。そこそこ使えるようになってくると、Kakeruを作る上でのアイデアを考えるときにKakeruを使うようにもなり、ますます楽しいです。
📝 まとめ
Web上のホワイトボードのようなアプリ、Kakeruを開発しています。シンプルなお絵描きやアイデアを手軽に書き留めることができ、他の人に共有したり一緒に書き込むこともできます。
Kakeruはまだ開発し始めたばかりで、機能も少ないしたまにバグもあったりしますが、よかったら使ってみてください〜。
今後Noteで、Kakeruの開発に関する話をときどき書いていきたいと思います。今回は技術的な話をほとんどしなかったので、次回はそれにフォーカスしても良いかなと思っています。
ではまた〜
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