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熱量とその向かう方向


クラスを沢山持っていた現役の頃の大昔の話。
とても世話をやいてくださる主婦の生徒さんがいらっしゃって。私の知らないところで「あなた発表に出れるレベルじゃない」「その動き違う」「足を引っ張らないで」と他の生徒さんに指導入れまくり何人も傷ついてやめていた。「おでんはこう言ってる、こう考えてる」と創作まで。
身内から聞きつけた個人的な悲しみ事の励ます会を勝手に開催されたことから多々発覚、興醒めしつつ話合いを設けるも、全てはおでんのためよおでんを思ってやったのよと引かず。やめていただいた後はクラスは平和になったけどその方からは分厚い手紙が何度か届いた。私は病気だとか信じてほしいとか。全部廃棄した。

この頃は私も若くてお世話をやいてくれることにあぐらをかいてたと思う。一般人の私レベルでもこういうことがある。しばらくずっと忘れてたんだけど、最近このことを思い出す。

推しのファン垢界隈でザワつくのは承認欲求もだけど異常な距離感も原因なのかなと。アーティストとの距離感、ファン同士の距離感。私が嬉しいことはされて嬉しいはずみたいな思い込みとか。

最近だと、マネに向けて会場でハピバソングを合唱してプレゼントする行為は色々問題があるような気がした。何故ならライブ前に運営から注意喚起がまずあったから。歌をプレゼントしたい、それ自体は微笑ましい行為だとも思う。でも今こういった状況ですね。

藤井風アプリより

私はこの企画を知ったとき、ライブという一体感が生まれる場所なのに序盤にファン同士の乖離を生む行為なのじゃないかしらと思ったけども、あくまで個人的な考えです。コロナがなかったら特に気にしなかったかもしれないしこの考えに至らなかったかもしれない。

好きだから、愛さえあれば全て許されるわけではないしそれは本当に愛なのかなと。自己満も大概にせえよとは幾度となく思ったりします。




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