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これからの地方の街づくりはどうしていくべきなのだろう?私ごときが答えを持ち合わせてはいないのですが、ふと思ったことを書き連ねてみます。

広島県呉市。
この中心部にある呉駅前にはそごうというデパートがありました。
2013年に閉店し、長らく跡地利用が決まっていませんでした。
2020年に呉市が土地・建物を購入し、そこから再開発として商業施設・マンションを整備することになりました。国が整備するターミナルに合わせての整備だとか。

呉市は中核市でなんだかんだ人はまだいますが、それでも少子高齢化・人口減の影響はあったかと思います。
実際にどういったものができるかは分かりませんが、回収できるだけのパフォーマンスを見込めるのかなと、気になるところです。
もちろん、勝算あっての計画だと思うので、勉強不足の余計な意見ですが。

ただ、これからの街づくりを考えると、一つの市町で完結して盛り上げるようなことは難しいのかなと思います。
キラキラとした楽しいことは広島市や、なんなら東京・大阪・福岡には勝てません。遊ぶことを考えれば、現代の交通インフラの充実を思えば、簡単にそれらに行けます。

でも暮らすことを思うとどうか。家賃は高いし、人も無駄に多い。
地方・田舎は良くも悪くも人が少ないので、静かで落ち着いた雰囲気です。子育て・教育はもちろん、老後の生活もしやすいのでは。

何より必要なのは交通・移動の利便性向上だと思います。
広島市中心部は路面電車やバスの充実、雨天でも利用しやすいアーケードの拡大、レンタサイクルなど、車での移動を廃した都市づくり。
対して、地方は広島市への電車やバスの充実、駅前の駐車場整備(無料・低額)、タクシーや路線バスの充実。また、そごう呉店の跡地を駅前広場としても整備するようだったと思いますが、その感じで市民の憩い・集いの場を整備する。
消費経済の中心は都市部・中心部が担い、生活拠点としては周辺部が担う。

1自治体ではなく、複数自治体が広域的な視座で街づくりをする。
コンパクトシティとは違う、街単位での適材適所というか。
避けられない人口減少に対して、そういう街だったら暮らしやすいなと思ったりもします。

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