給料泥棒!

まー実際にはそこまで大したことはない。それなりに仕事はしてる。
でも、明らかに周りの接し方が変わった。

即ち、これまでは教育がある程度念頭にあったのが、もうほとんど失われているということだ。

失敗あらばそれを伝え、成功あらばそれをほめ、失敗が続けば叱り、成功が続けば褒めそやし、あの手この手で技術を習得せしめ、かつ爾後の学習意欲を保ち続けるのが教育だ。

今までは、圧倒的に褒めが足りなかったとはいえ、叱られては学び、学んでは叱られを繰り返してきた。然し、ここ数日、そういう感じではなくなった。

ある上司は、「叱る」ことがなくなった。代わりに、「怒る」ことが増えた。叱ると怒るというのは、似て非なるものだ。叱るとは、相手の行いが大きな正義(=会社の仕事の方法論や道徳など)に悖るときに、これを指摘し、正す行為である。一方、「怒る」とは己の不快のために、不快の発生源たる人物に攻撃することである。後者が増えた。

又ある上司は、まったく叱らなくなり、大きな声を出さなくなり、そして薄っぺらく褒めるようになった。あれほど褒めなかった人間が、だれでもできるような簡単な仕事をこちらに回してきて、それでできたら「えらいえらい」とほめてくる。

つまり、私は地雷となってしまった。触ったら爆発するかもしれない危険物。交流しようとも思わない。どうにかこいつが消え去る迄我慢しよう。そういう意図が、周囲から透けて見えるのがつらい。

ああ、如何な状況に己をおいてもしんどい。

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