来るべき時が来た・本番

来るべき時が遂に来た。この会社に入って三か月、本五月末にて馘ということで決着した。

社長は今海外出張に出たのだが、まあここ最近のことだから、別に海外だろうが何だろうが意思疎通することは容易なのだろう。金曜日の昼前に、常務に呼び出された。

わざわざ社長室に呼び出されたところからして、覚悟はできていた。極めて冷静に、五月以降も雇用を継続することは不可能である旨を申し渡された。

おおむね一日が立って、落ち着いて心情を書き出せるだろうと思っていたのだが、いざ書き始めると、胸のところがつっかえて、何も書けない。

常務は、会社としてはもう雇用継続はできないが、一個人としてはとにかくしっかり休養してほしい、と何度も言われた。常務が親の立場であるならば、このような状態になっている子どもを働かせ続けることはやはりできない、というようなことを言っていた。

わからない、書くことがまとまらない。

ともかく、五月末から無職ということになる。しかし最後の親心かどうか知らないが、五月末まで出勤する必要はないが、その間の給与は出勤したものとして扱うということだった。

短い時間だが、休養する。

ありがとうございます。

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