にっき
朝起きて庭にいるメダカに挨拶をした。おはよーなんて声をかけながらご飯をあげると、口をぱくぱくしている様が挨拶を返してくれているように見えてきてうれしい。メダカ達はみんな成長しててえらいなあとニヤニヤしている自分の顔が水面に映っているのを見て、少し嫌な気持ちになった。お前もメダカを見習えと説教してやりたくなる。
日差しが強くなる前に野菜の水やりをしたかったけど、今日は引く程寝坊してしまった。熱中症間近の野菜達に心の中で謝りながらシャワーを浴びせる。暑い時に浴びるシャワーが1番気持ちいいからな、なんて言い訳をする自分が嫌になる。
いつからか自然に生えてきたパセリ。彼らはいくら収穫してもすぐ成長するから、今日は見えないふりをしてやり過ごした。明日はちゃんと収穫してあげよう。
昼頃まで勉強をしたけど、三体のことばかり考えてしまって全く集中できなかった。もし三体を日本人キャストで実写化するなら史強役は絶対小澤征悦で楊冬役は河合優実だな、なんてことを考えていたらあっという間にお昼になっていて、あっという間にお腹がすいていた。また嫌になる。
父親が出張などで居ない日は代わりに夕飯を作る係に任命されている。今日がその日。珍しく冷蔵庫が食材で満たされていて舞い上がり、人数に見合わない量の炒め物を作ってしまった。テンションが高い時の料理は楽しい。調味料と会話しながら料理をするという若林正恭の気持ちが少しだけ分かったような気がする。
夜、ダラダラ本を読んでいたとき友達から電話がかかってきた。彼の話は基本ネガティブでジメジメしている。でもそれが楽しくて、相変わらず卑下し続ける彼の話を聞くと安心する。共感しかない2時間を走り抜けると、彼はいつものように自分勝手に電話を切った。そこが好き。
午前3時、noteを書いている。右肩上がりのいい日。きっと明日も引く程寝坊するし、パセリの収穫も先延ばしにするだろう。そんな明日が楽しみだから、今すごく健康なんだと思う。
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