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料理へのスタンスが変わった日~新たな目標~

今年で私は専業主婦歴3年目になった。
それまでは仕事という大義名分を振りかざし、
台所に立つ時間を極力短くして、アフターファイブを謳歌していた。
料理が得意というわけではないが、家事の中では一番好きだし、
台所が家の中で一番好きな場所というのはどの家でも変わらなかった。
冷蔵庫の中身をサラサラと見渡し、あるものでチャチャっとご飯を作る。
そうやって仕事と両立していたときはこなしてきたし、
それなりにやれているという自負はあった。

しかし今の生活になって、これまでと同じようなリズムでいると、
時間が有り余る。この時間を有意義に過ごすことがもちろん望ましいのだけど、元来、怠惰な私。堕落した生活に陥るのに時間はかからなかった。

それならば時間のかかる料理を作ればよいと、奮闘する時期も経た。
・豚の角煮などの煮込み料理→原材料費と光熱費の割に、食べるの一瞬。
・生地から作る餃子やピザなど→しかめっ面で失敗作を食べる羽目になる。
・自家製のマヨネーズやケチャップ→日持ちしないし、使う分だけ作るのが難しい。
時間をかければいいというものでもないのだと、気づくのである。

夫に一連の悩みを相談してみたところ、
「テンションが上がる料理が食べたい!」と言われた。
夫曰く、テンションの上がる料理とは、ジュージュー・グツグツなど音を聞きながら食べられるもの、非日常感のあるもの、っぽい器に乗っているもの、などらしい。

「テンションが上がる料理を作る」
なかなかキャッチーでテンションの上がる目標ができた。



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