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日経42,000円突破と円安の終わり①

日経平均「42,000円」をとうとう突破した日本株。

昨日(2024年7月12日)は大幅に利益確定の売りとなったが、しばらくはこのレンジで行ったり来たりする「うだうだ相場」となり、次の「44,000円」に向けて準備を始めることだろう。(日銀が目指す緩やかなインフレがうまくいくかどうかだけど…)

アナリストでも今年の冬相場でその実現を予想していた人はいたけれど、夏前にそうなるとコメントしていた人はいなかった。

相場の動きを正確に「予想」するのは専門家にだって難しいということだ。
ただ「急な動き」が起きた後、その理由を「説明」するのはそれほど難しくはない。

理由は三つだ。

一つ目。

「円安の終わりは近い」と海外の投資家はそう踏んだのだろう。そして、早めのポジション買いを一気に仕掛けた。

そんなところ。

彼らはいつも「先取り」。

数ヶ月先を見込んで大金を注ぎ込む。
では数ヶ月後、彼らはどうなっていると「予想」したのか。

①米国政策金利の早期利下げ
②日銀のQT(量的引き締め)開始
③日米金利差の縮小=正常化の『予兆』
③トランプ大統領再選の『予兆』=「円安ドル高」バッシング開始
⑤円安ドル高の終わりの『予兆』
⑤日本株バーゲンの終了の『予兆』

そう、彼ら(投機筋)はいつも『予兆』にベットする。

材料はそろいつつある。今が「割安」なうちに「日本株」を買い漁るラストチャンスだ。

そう考えたのだろう。

日本企業はとっくに国際化を果たしている。

上場企業のほとんどは海外で稼いでいる。
特にアメリカで。

つまり「日本株≒米国株」。

それが割安で買えるラストチャンス。

私が同じ立場だったら、当然そう考えて「買い」に入る。

特にすでに国際化を完了している精密機械・化学・鉄道・建設・重機などは将来の成長も見込める。養殖にシフトしている水産加工や買収でwin-winを築ける日本製鉄も期待大。(自動車は微妙)

「米国株」は上がり過ぎた。
でも、「日本株」(≒米国株)と日本企業の価値は「まだ」適正に評価されてはいない。「まだまだ」上がる余地は十二分にある。

「42,000円」は通過点に過ぎない。

そう思いませんか?

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