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【セルフライナーノーツ】I do.

1記事書くのに大体1時間〜1時間半。
完全に夜型に戻りつつあるんだけど、書きましょう。
書きたい欲求の時に。体調管理はちゃんとしろ。

万貴音の2ndフルアルバム「Smile Co.」の3曲目になる、
「I do.」。

サブスク登録してない方はこちらからサンプルを、
登録してる方は是非しっかり聴いていただけると嬉しいです。
CD買って聴いて下さってる方は、さらにありがとうございます。


・ガラスの里ウェディング、シビルウェディングのテーマ曲。

初出は2016年、だったのかな。
万貴音でお世話になっているフォトスタジオ「Amuse」さんからのお話で、
制作されたのがこの曲です。
「スライドショー」「巡り廻る」もAmuseさん絡みの楽曲。
徹頭徹尾独身貴族、の小田なわけですが、
こういうお祝いの曲って、作るにはやっぱり気合が入ります。笑

ガラスの里は、残念ながら2018年12月をもって閉館。
地元にあるガラスやビーズで有名な場所だったんです。


・「シビルウェディング」ってなんぞや。

結婚式のイメージ、ざっくり和式と洋式って感覚だと思います。
羽織袴と白無垢、三々九度、みたいなのが「神前式」、
モーニングとウェディングドレス、みたいなのが「教会式」、
って分類の印象ですかね。

「シビルウェディング」は近年出てきた結婚式の概念で、
すごくざっくり説明すると、「無宗派の結婚式」。
んで、「神様に永遠の愛を誓う」ではなく、
「お世話になったみんなに結婚を見届けてもらう」という形。
とりもつのは神父様ではなくて、「ミニスター」と呼ばれる
認め人、そして参列した皆さん、というスタイルです。

細かいことはリンクで確認してください。笑


・タイトル「I do.」ってどういう意味?

これについては「神前式」の神父さんが言うような、
「あなたは〜〜〜〜、誓いますか?」に対しての、
「はい、誓います」を英訳したもの。
「I promise.」じゃなくて「I do.」って言うらしい。
そのシンプルさ、潔さがどうにも素敵に響いたんです。

で、Amuse中村さんに相談したところ、
「それでいいんじゃないか」ということで、そのまま命名。
シビルウェディングだから、和洋どちらにも属さない、
という狭さではないようで、すごく好感が持てた瞬間でした。


・音の特徴。

「人の体温」を伝えるナチュラルなアレンジと音作り。
全体的に音は中低音〜中高音にぎゅっと。
そして字ハモを含む、コーラスがかなりたくさん入ってます。
結婚する主人公(カップル)をお祝いするみんな、のイメージ。

で、なんといってもイントロ、間奏部でのリード楽器。
ケーナのような、いわゆる「笛系」でリードをツインで。
穏やか系のビートと民族楽器、という組み合わせは、
どうしてもあるアーティストを思いつきますよね。笑


・二人の「主人公」を書くスタイル。

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万貴音は「男女ツインボーカル」のユニットなので、
目線(あるいは主人公)が複数存在するストーリー作りがしやすい。

「きみが待ってる〜」は男性(新郎)目線、
短いけど「たくさんの笑顔に〜」は女性(新婦)目線。
(きみ⇆あなた、の切り替えですね)

キーもメロディラインもこの曲では変えてますが、
どちらも同じく、いわゆる「Aメロ」として書いています。

結成当初は男女どちらでも当てはまる、
いわゆる「ユニセックス」な主人公で書くことが多かったんだけど、
曲によってはこういうやり方が出来るのが、一つの強み。

あとは、特定の神様を登場させないこと、は意識しました。
あくまで感謝しているのは、相手と、今まで関わってきた人たち。
人間が人間のままで、困難で傷つくことも知りながら、
そこで助け合って一緒に生きていこうよ、ということ。


・影響を受けた人。

説明不要かもしれませんが、槇原敬之さん。
「世界に一つだけの花」を自分がやったらどうなる?
というのが初期のアレンジイメージ。
Jポップに民族楽器を取り込んだのは間違い無くマッキー。

イントロはアレンジの最後に追加したんだけど、
ここは誰かというと、CHAGE&ASKAですかね。
「今日は…こんなに元気です」とか、の雰囲気に近い。

どちらも自分のポップスの原点にして頂点、の人です。


アルバム「Smile Co.」の3曲目「I do.」の
セルフライナーノーツでした。
ロックサウンド好きな方がなぜかこの曲が好き、
みたいなことが実際にいくつかあって、
音楽の好みってほんとに自由だなーって思います。


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