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コロナと音楽と僕のオンライン開拓(3)

・前回のあらすじ。

イベント自粛期間中の活動としてオンライン配信、
とりわけ「YouTubeの高音質配信」を目標に定めた俺氏。
音楽仲間とグーグル先生のアドバイスを元に、配信に必要な
アプリのセッティングをこなしていく俺氏に立ちはだかったのは、
なんと味方だと思っていた○○だった--

文章スタイルを前回の記事に無理やり合わせてみたけど、
要点を簡潔に書く練習になってとてもいいと思いました(素直

さ、今回で完結まで辿り着けるか。
あまり風呂敷を広げすぎずに書いていきましょうー。


・壁Lv.4「バージョンの壁をなんとかしよう」

マイクや楽器の音をPC内で上手いこと処理して、
ライブに適した音をアウトプットする準備は出来た。

配信で使うアプリ「OBS」のインストールもサクッと終了。
(前回の記事で概要を書いてますので、そちらもどうぞ)
ではいよいよOBSを起動して、YouTubeに接続するぞ!
アイコンを華麗にダブルクリックするものの、起動せず。
何度か試しても結果は一緒で、サイトで仕様をチェック。

「対応OS:macOS 10.13〜」

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…。

最後の敵は自分の内側にいたのでした。


・メインMacのOSが上げられない理由。

現在メインで使っているのはMac mini(Late 2014)、
OSはSierra(10.12)です。
OBSを動かすのにはOSが「いちたりない」状況。

サクッとアップグレードしちゃえばいいじゃん、
と思いきや、出来ない理由があるのです。
それが、「OSを上げると使えなくなるものがある」こと。

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それがこのアプリの存在。昔懐かし「Logic Pro 9」。
以前の記事でも書いてるんですが、現在使っているDAWは主に
「Logic Pro X」と「Pro Tools」の2つ。

古いのになぜ「Logic9」を残してるかというと、
「これじゃないと使えないソフト音源があるから」です。
いくつかあるんですが、一番はこれ。

https://www.minet.jp/brand/amg/kick-ass-brass/

AMGの「Kick-Ass Brass!」というブラス音源。
トランペット、トロンボーン、サックスといった
「ブラス楽器」の演奏を利用できるソフト音源です。
「ケツを蹴り上げるような音のブラス」って、なんかヤンチャでいいよね。

Apple Musicを貼ってみる。お、ちゃんと出た(素人感
5曲目の「Happy Hungry!」でこのブラス音源を使ってます。
この曲の他にもブラスを組み込んだアレンジをすることが多いので、
使えなくなるわけにはいかないんですね。
(実は今回の件以外の理由も発生してしまったのもあって、
 そろそろ別のブラス音源に乗り換えようと思ってます。
 とはいえ状況とお財布と要相談。それなりに高いのよ…)

Logic9の対応OSはSierra(10.12)まで。
OBSの対応OSはHigh Sierra(10.13)以降。
絶妙にして絶望的なジレンマが生まれていたわけです。

さて、どうしよう。


・おめえの出番だ、iMac。

ふ、と気付いた。
2階の寝室にもう1台Macがある。
先代マシン、2代目林檎ちゃん(iMac Late 2012)。
こいつをアレしたらどうにかならんものか。

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なったわ。

このスペックで動くか不安だったんですが、使えなくなってもいいや、
と覚悟してアップグレードを試みて、なんとかなった模様。
とにかく余計なものは入れないようにしよう。

そんなこんなで、メインマシンより一歩先のOSに行ったiMacさん。
こいつにOBSをインストールして、無事成功。

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パソコン2台を並べて、なんとなくネルフ本部っぽくなったのは、
エヴァ世代の自分としては興奮を禁じ得なかったんですが、
モニタースピーカーを塞いじゃうので、音楽制作時には邪魔(辛辣)。
必要な時だけここに設置する方式でいこうと思います。

奇しくもiMacならウェブカメラを別途揃えなくても使える、
というおまけも付きました。らっき。
「高画質」は今回の目標にはなかったので、今はこれでいいや。


・で、試しにYouTube配信やってみた。

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OBSの設定については自分が説明するには不勉強すぎるので、
参考にさせてもらった記事を貼っつけておきます。

https://vip-jikkyo.net/stream-to-youtube-with-obs

すごく分かりやすく解説してあって、助かりました。
それでも最初のセッティングは時間かかった!
この手のやつはとにかく実践してみないと、ですね。

配信を非公開にしつつ、それこそ10回ぐらいセッティングを変えて
微調整してみつつ、なんとかライブ配信の体が整いました。

今のとこアーカイブ残してるので(いずれ消すかも)、
どんな音質なのかの参考に見てみてください。
画質はアレとして、マイク一本でそこそこいい音になったと思います。

取り急ぎ、弾き語りライブはこれで実現出来るようになりました。
準備すればLogicやiTunesを併用して、
オケつきで演奏する、みたいなやり方も出来るでしょう。

テスト配信だったので、自分の個人チャンネルでやってみました。
まだ一本も動画上げたりしてないので、登録者数はもちろん0。笑

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だったんだけど、配信終わる時には16人になってました。
ありがたいっす。
個人チャンネルの運営の仕方についてはまた考えるとして、
(動画を上げようっていう考えもあります、一応)
万貴音のチャンネルの方でライブ配信やりたいねえ。


・それぞれのメリットを活かして音楽を届けよう。

随分時間はかかったものの、様々な壁を乗り越えて、
YouTubeを始め、様々な配信サービスを利用して
高音質で配信が出来るようになりました。
本当に、便利な世の中になったもんだ。

ただ、多くのミュージシャンが同じく感じてると思うけど、
ライブの醍醐味が「対面」である、ということは今も強い。
自分もそうです。できれば「あなた」の前で歌いたい。

なんだけど、それぞれにメリットがあると思います。
それこそ、今ダイレクトに会えないのであれば、
こういったオンラインの恩恵ってすごく大きいし、
これで自分のメンタルも救われたりする。

ライブが出来るようになれば、もちろん直接やりたいし。
人に会わなさすぎて、この状況が明けたらそれこそ、
出会う人全てにハグ散らかしたいぐらいの気分だもの。

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今はラジオでもZOOMを使ったリモート放送でやってたりします。
自宅からラジオが出来るってすごい時代になったもんだなー、
とも思うんだけど、やっぱり顔を合わせて喋ることを求めてしまうし、
一緒に歌うことは出来ないので、そこはすごく寂しい。



・これからの距離感。

緊急事態宣言が5/14に解除されました。
それに伴って明確な「自粛」はなくなったものの、
油断すると二次感染の未来しか見えないので、
あんまり無遠慮に気は抜けないですよね。
窮屈に感じてしまうけど、「今まで通り」の距離感には
もう戻れないんじゃないかな、とも思っています。

今後の人や仕事の距離感は確実に変化する。
その中で、どう生きるべきかを考えていこう。

出来れば、今まで以上に笑って、生きていきたい。
形が変わったとしても、人と一緒に生きていくんだもんな。



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