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これで音楽作ってます。「DTM」とは?

前までの記事であらかた自己紹介も終わったので、
それでは何を書いていこうか、と思っていたんですが、
(日記や報告的なものは、今まで通りアメブロで書いてます。)
以前、noteで書く内容のリクエストとして、
「オリジナル楽曲の解説や裏話を、アーティスト・制作者目線で
 もっとディープに書いて欲しい」って要望があって。

特に有名なわけでもない自分の楽曲でも、
そう求めてもらえるのが嬉しいので、やってみようと思ったんですが、
ディープな話をするなら、これを先に触れておいたほうがいいな、
と思ったのが、「DTM」のお話。
どこかで見たことある単語でしょう、「DTM」って言葉。
でもそれってどういう意味かは、あんまり広くは知られてないような。

「MC」ってみんなどこかで聞いたことあるけど、
どういう意味かは知らない、みたいな。分かるようで分からないやつ。
(MC=マスター・オブ・セレモニー。イベントの支配者。かっけー!)

細かいとこに詳しい人間ではないので、大体ざっくり解説します。笑



・「DTM」 = デスクトップ・ミュージック

「パソコンなどを使った音楽制作・編集する総称」です。
英語に詳しい方だと違和感を感じる略称かもしれませんが、
それもそのはず、「DTM」という言葉は和製英語です。
英語圏だと「Computer Music」。語感から漂う謎の昭和感。

パソコン内で音を作って(選んで)演奏させたり、
(これがいわゆる「打ち込み」ですね)
ボーカルやギターなどのアナログ音声を録音したり、
(多くの場合は「オーディオインターフェース」という機材を通します)
演奏された音のバランスをとったり、音質を整えたりしつつ、
それをまとめて、一つの音声ファイルとして書き出して楽曲にする、
といった作業全般が、「DTM」という言葉の内容。

そしたらそれはパソコンの何を使ったら出来るのさ。
ワードとか、エクセルとか、キーノートとか、
そういうのではまあ、音楽って作れませんよね。

「DAW」というソフト(アプリ)を使います。


・「DAW」=デジタル・オーディオ・ワークステーション

「ダウ」って言ったり、「でぃーえーだぶりゅー」って言ったり。
パソコンで音を扱う作業をするソフトで、音楽制作します(強引)。
詳しい説明は「DTM とは」とか「DAW とは」って書いて、
グーグル先生にお手紙を出してください。ここではざっくり。
上記「DTM」で書いた作業をやるための専門ソフトです。
インターネットをやるならGoogleとかの「検索エンジン(ブラウザ)」、
パソコンで音楽作るなら(DTMするなら)「DAW」、
ってことです。


・ぼくはこれで音楽作ってます。

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いろんなDAWソフトがあるんですが、俺はずっと「Logic Pro」シリーズを
メインに制作してます。初めてiMacを買った2009年から。
今はApp Storeで24000円で購入できますが、
導入当時はアプリダウンロードじゃなくて、製品DVD版で56000円、
とかだったかなあ。うろ覚え。随分手軽に買えるようになりました。

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現行版は「Logic Pro X」ですが、旧バージョンの「Logic Pro 9」は
PC内に残してて、なんなら現役で使ってます。
旧バージョンじゃないと使えない音があるのよ…(特にブラス音源)。

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業界標準のDAWの「Pro Tools」も、去年の夏に買いました。
打ち込みの便利さはやや弱いものの(当社比)、生音の扱いとか、
音の天井の高さとかはワールドスタンダードになるだけあるな、
という印象。
自分の制作スタイルとしては、マスタリングで使用。
これは異端の使い方なのではないだろうかと思うけど、
今はそれがしっくりくるのでいいや。
うちの兄さんとの仕事の時とかは、こっちがメインです。

プロツールズはもっと勉強しないと、って思いつつ、
話をLogicに戻して、続けます。



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作業画面はこんな感じ。
縦軸は楽器や音が並び、
横軸にはそのリズムやフレーズなどが打ち込まれてます。
説明難しいけど、とりあえずの画面の音はこんな感じです。

万貴音のラジオ「万貴音のじゃんごりあん☆カンパニー」の過去BGM。
懐かしいねー。この曲は全てPC内の打ち込みで作りました。

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ミキサー画面。音量とか、音の左右(パン)とか、
各音の処理やエフェクトとかを調整して混ぜる。

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ピアノロール画面。いわゆる「打ち込み」の画面です。
画像はシンセストリングスのハーモニーというか、フレーズ。
ボーカルやギターなんかの生音を録音する場合もあれば、
シンセサイザーなんかのキーボートでこういう「MIDI」打ち込みしたり。
ちなみに画像は、マウスでざっくり打ち込んでいったやつです。
「楽器が弾けなくても音楽が作れる」のが、DTMの一番の魅力かも。



説明がざっくりしすぎて、解説としてどうなんだろうか。笑
ま、こういう画面を朝から深夜までにらめっこしながら、
自分の音楽は形になっていくわけです。


今は無料のDAWとかも結構あるので、
お金をかけずにDTMを始めるのは本当に楽になりました。
音のクオリティがー、とか、細かい処理がー、とか、
そういうのばかりを求めなくても、
音楽作ってみようかな、と思ったら、今すぐに手が届く。
自分で音楽を作るのって、純粋に楽しいですよ。
興味を持ってもらえたら嬉しいです。

同時に、当たり前だけど、お金をかけて得られるものも多数。
より正確な音質や処理能力だったり、
よりリアルな質感、斬新な音色だったり、
今はないビンテージ楽器のシミュレートだったりとか、
そういうのも無数にあって、その活かし方も人それぞれ。
自分もなんだかんだで、まあ結構な資金を投入してます。笑



こんな感じで、こういうものを用いて、
俺は音楽を作って、まとめて、みなさんにドロップしてます。
楽しんでもらえてたら、いいな。



音楽作る(まとめる)お話を挟んだので、
次回からはリクエストにあった、万貴音のアルバム「Smile Co.」
のライナーノーツとか、歌詞とか、音作りの話をしようかな。
おそらく、別の企画と同時進行になると思います。
まだ万貴音「Smile Co.」を聴いてない方は、

聴いてくださいー。サンプルだけでも。
曲ごとにエピソードあるので、大事に綴っていけたらな、と思います。

一気にマニアックになってきたけど、大丈夫かな。笑
では今日は、このへんで。



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「サポートのお願い」って機能もあるようなので、
どうしようかな、と考え中。
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