発電不良の修理
ハーレー特有の故障の中でメジャーな部類に入るのが発電不良である。これはハーレーに限ったトラブルではないと思うがハーレーでは良くあることだ。とは言え頻繁に起こるわけではなく、そのハーレーの所有期間にもよるがその期間中に一回は起こるだろうという頻度だ。この原因は熱や、経年劣化による断線やショートなどなのだが再発防止策として効果的なものは特になく強いて言えばレギュレーターが熱を持たないようにしてやるぐらいだろう。それよりは確かなメイカーのパーツを使う方が再発防止に役に立つはずだ。
発電不良という故障は最終的にエンジンがかからなくなるがそれはバッテリーを使い果たしたから、もしくは過充電でバッテリーがパンクしたからで、そうであってもバッテリーを交換すればエンジンはかかる。例えばキックオンリーのチョッパーは小さいバッテリーで運用されているのでもし出先で発電不良が起こってもホームセンターなどで売っている原付用バッテリーなどで代用し何とか家まで帰ることができる。(バッテリーを搭載していない場合はこの限りではない。)
そんな程度の軽い故障だが何より痛いのは数万円〜十数万円はする修理代だろう。しかし確かなメイカーの物を選ぶためこれは仕方のないことと理解してもらいたい。それにしてもパーツの値上がり状況にはうんざりさせられるが。
さて今回は発電不良の修理について解説していこう。ハーレーの発電システムはジェネレーターまたはステーターコイルで発電しそれをカットアウトリレーやレギュレーターで一定の電圧に整えて(整流)バッテリーを充電するというもの。なので発電不良となればこれら3箇所に原因がある。これはどれか一つが悪くなることもあれば複数が悪くなることもあるため、これと決めつけず全てがクリアになるまで確認することが大切だ。
次に故障診断の進め方だが、簡単に点検できるところから始める。まずはバッテリーからだ。
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