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ハンドル周りスッキリカスタム等々 その2

 ついにユーロ2024閉幕。イングランドは惜しくも敗れてしまい、正直かなり打ちひしがれています。しかしヨーロッパは既に始動しておりプレシーズンスタート。ここから手薄だったJリーグを注視しつつ、プレミアリーグの移籍やコンディションもチェックしていこうと思います。結局、フットボールに忙しい日々は続くということで、嬉しい限りです。

 さて、前回に引き続きハンドル周りスッキリカスタムを紹介していこうと思う。車両は2003年のXLH883で、カスタムのテーマは「低」そして「シック」というもの。これは漠然としたイメージなので、お客さんとの対話からこちらがそのイメージを汲み取り、提案する。これは人間関係がしっかり構築されていれば割とスムーズに進むが、そうでないとなかなか難しい。しかし今やスマホで簡単に画像を共有できるため、この擦り合わせ作業は非常に楽になった。もう店頭で辞書の様なカタログを見ながら…ということは今や昔である。本当に便利になったものだ。

 テーマ「低」ということで、真っ先に頭に浮かぶのはドラッグバーだろう。ドラッグバーとはご存じ、真っすぐなパイプを乗車時に掴み易い様に手前に曲げただけのシンプル極まりないハンドルである。

ドラッグバー

  スポーツスターにドラッグバーを希望する方は多い傾向にあるのだが、まずデフォルトの純正ハンドルバースイッチではハンドルを切った時にガスタンクに当たってしまう。ドラッグバーに限らず、高さの低いハンドルはやはりこうなってしまう。この状態は車検不合格であるが、その前にガスタンクに傷が入ってもいい人はあまりいないだろう。これを避けるためには、ハンドルライザーを高くする方法が考えられるが、これはそもそもの意味がなくなってしまう。したがって、ガスタンクを2.2ガロンの通称スポタンに交換するか、ハンドルバースイッチなどのコントロールをスリム化するかの二択になる。

 2.2ガロンのスポタンは小ぶりでスタイリッシュな、秀逸なデザインだと思うが何しろ容量が少ない。この車両のオーナーは容量を犠牲にしたくないとのことで、この点も今回ハンドル周りスッキリカスタムを行う動機となっている。

 ハンドル周りをスッキリとスリム化すると目立ってくるのがライザーマウント型のスピードメーターだ。スポーツスター、ダイナ、FXRやFXに採用されているスピードメーターなのだが、やはり純正メーターは大きい。そこで直径48mmのミニメーターに交換し、それを目立たないところに取り付けるというのが一般的だが、ライザーにマウントされているスピードメーターを好む人は一定数いるのが事実だ。しかもその層は純正同様なサイズを好む。そんな場合にフィットするのがモトガジェット製のモトスコープというシリーズだ。

 というわけで、今回の作業内容はスピードメーター、ライザー、ハンドル、ハンドコントロール一式の交換と配線処理、そして前回書いたフロントブレーキディスク交換となる。

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