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私の論考

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私自身についての自己言及、私の姿勢・考え・感じたこと、私と世の中の関わりについて。平たく言えばエッセイ。
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#仕事

制作における「肉って気分じゃないんだよな」問題

夕食は何を作ろうか悩んで、家族に聞くも「別に何でも良いよ」しか返ってこず、頑張ってハンバーグを作って食卓に出したら「肉って気分じゃないんだよなぁ」という言葉が返ってきた。 そんなエピソードが職場で話されていて、その場の人達はおおむね「許せないよね」と作り手に共感していた。 でも、制作の現場では割とよくあり、それなのに作り手への共感は乏しい。ハンバーグ問題に憤慨していた人でさえ、制作の依頼者になると平気でやる。 作った後で変えるのは大変なんですよ書くのもアホらしいくらい当

ブランディング・デザインはモノをつくるオマケにされがち問題

社外でも本業でも、動画をつくる機会が増えた。もっと上手くつくる人なんて吐いて捨てるほどいるし、反対に最近はツールが発達して素人でも動画がつくれる。それなのに「なんでオマエが動画つくってんの?」と聞かれるので言葉にする。 映像を求める人の「こう思われたい」を汲み取って表現に落とし込むことが本質であり、動画をつくるのは手段に過ぎないと捉えている。カタカナで言うと、ブランディング・デザインってやつだ。予算が許せば委託したい程には、動画そのものを自分で手掛けることに執着はない。

休日出勤の定時を待ちながら不条理について思う

ここ最近、どうしても出なければならない用事があって休日出勤している。用事そのものは午前だけで終わるのだけど、「休日残業」だと残業が増えてしまうので、定時まで仕事をして代休を取らねばならない。残業を減らす大義名分のもと、本来は帰宅できる休日午後に会社で定時を待たねばならないのも「なんだかなぁ」と思う。会社はそういうところだ。 一緒に定時を待っていた居残り組と雑談がてら、「自分の仕事がマニュアル化できない」という悩み相談(?)を聞いていた。マニュアル化が苦手なのか?マニュアル化