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私の論考

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私自身についての自己言及、私の姿勢・考え・感じたこと、私と世の中の関わりについて。平たく言えばエッセイ。
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2022年5月の記事一覧

「つい」課金させるテクニックを解き明かす

ソシャゲーの類は時間の無駄だからやらない派だったのに、気が付けば私はHEROWARSを半年ほど継続プレイし、僅かながら課金までしている。 転んでもただでは起きないぞと、どんなテクニックを駆使してプレイヤーを獲得し、定着させ、マネタイズしているのかについて考察を試みる。 お客様と継続的なタッチポイントを保ちながら、フリーミアムやリカーリングにより収益化したい人に対して、何かヒントになれば幸い。 「私の方が上手くやれる」で気を引くSNSやYouTubeの広告で、パズルゲーム

ロジックをこねてもクリエイティブそのものの価値は超えられない説

私の関心事であるクリエイティブとロジックの兼ね合いについて持論を展開する。要約するとタイトルの内容で、建設的な反論は認める。 どっちが強い!?に意味は無い感性と論理とか、右脳と左脳とか、質的と量的とか、説明するために二項対立を持ち出すのはわかりやすい。ただ、科学まんがよろしく「どっちが強い!?」と問うことに意味はあるだろうか。 もしも、フレームワークを駆使するロジカルなインテリ野郎 V.S. 新進気鋭のクリエイティブ野郎のどちらの方が優れたビジネスプランを立てられるか対決

何者にもなれない自分を受け入れる

不惑を手前にして、それなりの定職に就いてハタをラクにしようと頑張っているけれど、物凄く活躍をしているかと言う訳でもない。いわゆる平凡な平社員をやっている。 自分で言うのもナンだけど、私は意識高い系だった。社外のネットワーキングに精を出したり、セミナーの類を受講して刺激を受けたり、自己啓発やビジネス書の類を読み漁ったりした。 ふと我にかえると「高めた己をいつ発揮するんだろう?」という疑問が湧いてくる。セミナーで話されていたことが本当で、私がそれを実践していたとすれば、自分は

何もかもみんな爆破したいと炎上するのか

最近の若者は盗んだバイクで走りに行ったりしない。私の世代から既にそう言われて続けてきただけに、いまさら「炎上」なんて虚構新聞かと思った。 記事を読んでみると炎上した訳ではなさそうだけど「どうして○○は許されるのに、昭和J-POPだとダメなのか?」という疑問が思い浮かぶので、対比しながら仮説を導いてみた。 メタルの暴力性は創作エンタメ最も極端な例としてメタルが挙げられる。Megadethは大量虐殺だし、CANNIBAL CORPSEは人肉食嗜好だし、CARCASSは内蔵大爆

下手の横好きのススメ

noteに書く内容には一貫性があった方がフォロワーが付きやすいという定石が知られている。自分のnoteは内容が散漫で、我ながら人物像が掴めない。それはそれで私らしい。 私自身、いろんなことに手を出すのが好きというのもある。写真を撮る、映像を作る、曲を作る、弦楽器を弾く、歌う、競泳、マラソン、読書、文章を書く、工作、酒、工学、デザイン… 「何でも出来ますね」と言われることもあって、自分で言うのもナンだけど何でも出来る。上に挙げたことであれば全人口の5%には入る(競技人口の中

出禁リストが増える度に「明日は我が身」と戒める

行きつけのお店は、秩序を守るべくシビアに「出禁」をとっていて、「以前お会いした時はそんな悪い人じゃなさそうだったのに…」という方まで出禁判定されていたりする。 女性が中心になってお店を営んでおられるので、オッサン相手なら言われないような言葉を浴びせられるのかもしれない。体験している世界が違うことをと思うと、私の想像力では及ばないところもある。 店には禁止事項の張り紙があって、「LINE交換の強要禁止」はわかるけれど「手品禁止」「クイズ禁止」まである。項目がさりげなく追加さ