社会に少しは適応できますように


七夕の昨日。笹の葉もないけど、心の中で願うことくらいはできるかもしれないと思って、いつもはフルシカトする心の声を聞いた。

社会に少しは適応できますように

私の切なる願いだった。常に適応し続けられなくていい。せめて2024年下半期の間だけでも。

・計画の甘さから、急ぎましょう、と人に言わせてしまうこと
・歩くスピードが遅くていつも並んで歩けないこと
・同年代の会話についていけず、歳の離れた人とばかり仲良くなること

私は人より遅れているんだろうか。同年代と会話できなくても、歳の離れた大人たちと自然に会話できていてるから、行動は遅くても思考は人より早いのだろうか。

社会に少しでも適応したいという気持ちは多分こんな疑問から生まれたんだと思う。
他人のペースに合わせすぎて、マイペースが乱れると、心が乱れる。劣等感で火を吹く。

人より遅れていることは、劣等感を生み、人より思考が早いことは、生きづらさを生む。
場違いな発言で、混乱を生む。

人と比べて生まれた小さな歪みが一個できるたびに、ポイントカードにスタンプが一つ押される。30個溜まると特大の鬱が贈呈され、カードはまた新しくなる。
新しくなるたびに、ステージもグレードアップしていくから、前回の鬱を撃退した方法ではなかなか次のステージの鬱を倒せない。

ひたすら耐えて、自己対峙する。
そうやって乗り越えてきたし、そうやって乗り越えていく。

人より遅れているのはなぜか。
思考がすごい速さでグルングルンしてしまうのはなぜか。

思考の早さと行動の遅れはきっと相関関係にある。思考が「あれは違う、これは違う」と、グルングルン何回転もするから、片足踏み出すまでが多分めちゃめちゃに遅いのだ。

片足踏み出す前にもはや疲れるのだ。
考えすぎないように考えすぎないようにと思い始めたら、脳が余計に考えることを増やすから、余計疲れる。
おだちゃん頭使いすぎ問題。はぁ。

"あなた、夜ずっとうなされてたよ"

と翌朝君に言われた時に感じた絶望が、うまく言葉が出てこないから真顔のまま脊髄からでた言葉だけで会話している自分の浅はかさが、数年後にすーっとなくなる予感もしないから。

自分と同じような悩みを持っていても、社会に適応しているように見える人をロールモデルにしていくしかない。
そして、ひたすら真似する。

いつか、お前、真似しただろ!!
ってご本人様出演で言われた時に、めっちゃ良い生き方だから真似させていただきました⭐︎⭐︎

って、これまで使い切ってきたスタンプカード全部海に投げれるくらいに。
七夕とか、お参りとか。
人ではない何者かにお願いごとができるイベントは1年のうちで案外少ない。
だけど、だからこそ、いつもは聞けない心の声を、ちょっとロマンチックな気持ちで、思い出せるんだよね。

お願いごとで、じぶんをだいじにできた気がするんだよ。

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