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#0096 大相撲一月場所に思う「点滴石を穿つ」:力士の精神力の高さ

1月28日(日)に両国国技館で大相撲一月場所の千秋楽が行われました。久しぶりに自宅にいたのでNHKの中継を見ていました。優勝決定戦では横綱・照ノ富士が関脇・琴ノ若を破り、4場所ぶり9回目の優勝を果たしました。

照ノ富士と言えば、恵まれた体格と持ち前の怪力を武器に豪快な相撲をとるイメージですが、大きな体なだけに、怪我や糖尿病などに悩まされ続けてきました。大関まで昇りつめたと思いきや、序二段にまで降格したこともあります。そして、ここ最近も怪我に悩まされ、思うような結果が出ない状況が続いていましたが、逆境を乗り越えて初場所優勝を飾りました。(2012文字))


○点滴石を穿つを体現

豪快な相撲を取るイメージがありますが、NHKの親方解説では、力よりも技術にフォーカスされるコメントがよくでます。大きな体という強みを生かしながらも怪我をしないようにする工夫や努力が、そこから感じ取ることが出来ます。おそらく見えないところで想像を超える努力をしてきたのでしょう。私はそんな照ノ富士の復活劇に「点滴石を穿つ」という諺を思い出しました。

小さな水滴でも、長く落ち続ければ石に穴を開けることができるということ。転じてわずかな力でも積み重なれば、大きな仕事が成し遂げられるということ。

学研四字熟語辞典 てんてきせんせき【点滴穿石】

○照ノ富士という力士

照ノ富士の1月場所での優勝は、まさに「点滴石を穿つ」諺の具現化です。大関から序二段まで降格するという逆境を乗り越え、再び頂点に立つまでのストーリーは、小さな努力の積み重ねがいかに大きな成果を生むかを示す素晴らしい例です。Wikipediaによると、序二段に降格後、大関復帰・横綱昇進を果たした史上初の力士だそうです。

照ノ富士 春雄(てるのふじ はるお、1991年11月29日 - )は、モンゴル国ウランバートル市出身で伊勢ヶ濱部屋(入門時は間垣部屋)所属の現役大相撲力士、第73代横綱(2021年9月場所 - )。本名は杉野森 正山(すぎのもり せいざん)[2]帰化前はガントルガ・ガンエルデネ(モンゴル語キリル文字表記:Гантулгын Ган-Эрдэнэ)。身長192cm、体重170kg、血液型はO型。大関昇進後に怪我や病気による負け越しや休場が続いて序二段まで陥落した後、そこから大関復帰・横綱昇進を果たした史上初の力士である。2021年(令和3年)8月4日に日本国籍を取得[3]

Wikipedia

照ノ富士のストーリーは、一歩一歩、着実に努力を続けることの重要性を教えてくれます。彼の優勝は、単なるスポーツの勝利以上の意味を持ち、まさに、一滴の水が長い時間をかけて石を穿つように、照ノ富士は小さな努力を積み重ねて大きな成功を手にする彼の物語は、多くの人々に勇気と希望を与えるのではないかと思います。

照ノ富士は大相撲の世界で特筆すべき力士です。彼の経歴そのものも、人生の逆境を乗り越える物語ではないかと感じます。以下に、相撲に詳しくない方でも理解しやすいように、彼の経歴と苦労をまとめました。

1. 天賦の才能と体格:
照ノ富士は、自然に恵まれた体格と怪力を持っており、これが彼の相撲での成功の基盤となりました。彼の力強い相撲は多くの観客を魅了し、彼はすぐに注目の力士となりました。

2. 怪我と健康上の課題:
しかし、彼の大きな体は、怪我や健康問題を引き起こす原因ともなりました。特に、糖尿病や膝の怪我は彼のキャリアに大きな影響を与えました。これらの問題は、彼の相撲のパフォーマンスに影響を及ぼし、彼のキャリアに大きな挑戦をもたらしました。

3. 栄光から転落:
照ノ富士は大関という高い地位にまで昇りつめましたが、健康問題のために序二段まで降格するという大きな逆境に直面しました。これは、相撲の世界で非常に珍しいことであり、多くの力士にとってはキャリアの終わりを意味することもあります。

4. 小さな努力の積み重ね:
しかし、照ノ富士は諦めませんでした。彼は小さな努力をコツコツと続け、一歩一歩、自分の健康を管理しながら、再び相撲の世界での地位を取り戻すために努力しました。

5. 逆境を乗り越えての優勝:
そして、その努力が実を結び、照ノ富士は4場所ぶりに優勝を果たしました。この優勝は、単なる試合の勝利以上のものであり、逆境を乗り越え、目標を達成するための彼の不屈の精神を示すものでした。

困難な状況にあっても、一歩一歩前進し続けることの重要性を教えてくれます。

○まとめ

noteの執筆やVoicyのコメント投稿など、小さなことを続けて習慣付けていくようにしていますが、このような積み重ねも何か大きなことにつながっていくのではないかと思いながら頑張っていきたいと思いました。まさに積小為大ですね。

仕事もプライベートも、こうしたアスリートからも勇気と希望をもらいながら頑張っていきたいと思います!

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