丹念に積み上げられたお城が土台から砕け崩れ飛び散り欠片ひとつも残すことなく霧散し泣き崩れ術もなく立ち尽くし壊れてゆくのを見たいのかもしれない亀裂だらけの飴細工さえ宝石に見えるキミの目踏みしだかれて粉々になる音ですら愛の告白に聞こえるキミが壊れていく様がたぶんこの世で一番美しいはず

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